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「自衛隊と離れるのさみしい」市民見送り 倉敷・真備での活動終了し撤収

8/12(日) 23:58配信

山陽新聞デジタル

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区の支援で派遣されていた陸上自衛隊が11日、現地での活動を終了。12日までに撤収した。自衛隊は岡山県の災害派遣要請を受け、7月7日から36日間、日本原(同県奈義町)や千僧(兵庫県伊丹市)など各地の駐屯地から隊員を派遣、人命救助や捜索、ごみ撤去、被災者の入浴といった支援を展開した。

 12日は倉敷市役所で、入浴支援を行った部隊の代表者が離任を伊東香織市長に報告。市長は隊員ら約20人を前に「自衛隊のおかげで、市は一歩ずつ復興への道を進むことができている」と活動をねぎらった。集まった市職員約100人が、車両に乗り込んだ隊員らを拍手で見送った。

 11日まで仮設風呂を設けていた真備ふるさと歴史館(真備町岡田)でも、避難所になっている岡田小学校や地元から多くの住民が駆け付けた。避難者らのメッセージが寄せられた色紙を贈り、「ありがとうございました」などと記した横断幕を掲げ、撤収を見届けた。

 小学2年の女子児童(7)は「離れるのがさみしい。一緒に絵を描いて楽しかった」、岡田地区まちづくり推進協議会の黒瀬正典会長(65)は「必ず真備は復興しますと告げた。それが一番の恩返し」と話した。

 岡山県によると、県は7月6日に陸上自衛隊に災害派遣を要請。真備町地区のほか高梁市で孤立者の救助に当たり、岡山、井原、総社、新見市でも人命救助や給水・入浴支援などを行った。