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池江の勝因は予選の好タイム/高橋繁浩

8/12(日) 9:24配信

日刊スポーツ

<競泳:高橋繁浩の目>

<競泳:パンパシフィック選手権>◇第3日◇11日◇東京辰巳国際水泳場◇女子100メートルバタフライ決勝

【写真】女子100メートルバタフライ決勝で力泳する池江

 女子100メートルバタフライで池江璃花子(18=ルネサンス)が日本記録の56秒08をマークし、主要国際大会初の金メダルを獲得した。前半からリードを奪い、自身が持つ記録を0秒15更新。昨年世界選手権銀のエマ・マキオン(オーストラリア)と銅のケルシ・ダリア(米国)に競り勝った。

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 女子100メートルバタフライの池江の勝因は、予選で56秒台の好タイムを出せたことだ。そこが自信につながったからこそ決勝で前半50メートル25秒89と積極的に行けて、55秒に迫る56秒08の自己ベストが出た。55秒台はこの種目では過去に世界でも2人しか出していないが、このスピードで行けたことで次のレースはもっと楽に行けるようになり最後、さらに踏ん張れる。そうなれば、55秒台、20年東京オリンピックでのメダル圏内に入っていける。

 日本開催でこれだけの観客の声援を受けて、気負うことなく結果を出すこともすごい。重圧などいろんなことを力に変えられるタイプで、カリスマ性も感じられた。

 これからはコンディショニングが大事になってくる。何種目も挑戦しているだけに狙ったレースで結果を出すためには、予選は気持ちよく泳いで決勝で、という考えも必要になってくる。メンタル、体力面でオンとオフを使い分けられるようになってほしい。(日刊スポーツ評論家)

最終更新:8/13(月) 10:55
日刊スポーツ