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「馬鹿よ貴方は」新道竜巳 従業員仮眠室に2年間住み込み

8/13(月) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 売り出し中の漫才コンビで、変わったコンビ名「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳さん(写真左)は、遅刻癖と飽きっぽさでバイトが続かず、勤めた職種は数多い。中でも、某有名ホテルでは仮眠室に住みついて節約した?

 上京して、最初に俳優を目指して養成所に通い始めたのが18歳。新聞配達に勤め、新聞の営業所が借りてるフロなし・トイレ共同の4畳半アパートに住みました。朝は3時から仕事。でも、起きれなくて5時くらいに行ったりで、僕の配る区画だけ朝刊が遅かったですね。

■遅刻癖で仕事が長続きしない

 今も芸人の仕事に遅刻しててバラエティーで遅刻をネタにしますけど、ルーツは小学生から。遅刻の理由は子供のころは寝坊、大人になってからは“考えごと”が多くて。

 今までいろんなバイトをしましたが、行く時間に考えごとを始めてしまい、遅れるパターンです。電車内で考えごとが始まると、バイト先の駅で降りれなくなって2往復したり。人間関係がうまくいかなかったり、バイト先の人に叱られたり、女の子にフラれたりと、生活に不安要素があると深く考えてしまう性格なんです。「そろそろ行かないとな」と考えごとを中断できた時は、もう遅刻してる時間。

 21歳の時、俳優からお笑いに転向。芸能事務所の養成所と新しい部屋のフロなしアパートの家賃4万円を払ってました。その時は居酒屋に勤めてたけど、そこはチェーン店で、いろんな店舗にシフトを入れられて、すごいたくさん働いた記憶があります。

■貸した30万円が返ってこない

 養成所は掛け持ちで通った時期もあるし、高いとこもあったけど、僕は趣味がなく、お金を使わないから貯金はありました。でも、以前のバイト先の後輩が部屋に転がり込んできて、お金に困ってるらしいから30万円貸したら、返さないままいなくなっちゃって、また貧乏に。バイト先の人に5万円貸したら返ってこないとか、僕にはそういう傾向があった。その時期に「お金は人に貸しちゃいけないんだな」と学びました。

 4~5年間、某シティーホテルでバイトしてる時期、和室で20畳くらいの広さの従業員用の仮眠室があった。「これってアパート引き払ってもいけるんじゃないか」と思って、1~2年間その仮眠室に住んでました。夜勤だったので仕事が終わると仮眠室で寝て、昼ごろ、清掃で起こされると養成所に通うか、近くのファミレスに10時間くらい毎日いた。だから、僕だけ最大5時間と店に決められたこともありました。その期間はホテルの仮眠室とファミレスに住んでましたね。それで、80万円くらい貯めたかなぁ。それが24歳くらい。その時期は常に疲れてて、睡眠不足で養成所に遅刻してました(笑い)。

■楽しかった老人介護の仕事

 今までやったバイトは、新聞配達、コンビニ、テレアポ、居酒屋、カレー屋、老人介護、障害者介護、ホテルの調理場、マンガ喫茶、サウナ……。遅刻と仕事の不出来でクビになることもあり、転々としてました。

 老人介護の仕事は好きでしたし、楽しかった。お菓子をくれたり、僕の結婚の心配をしてくれたりと、高齢者に僕がいたわられてました(笑い)。

 コンビを組んだのが10年前で、生活が変わったのは4年前に「THE MANZAI2014」の決勝に出た時から。テレビに出られて、営業の仕事も入って、バイトを減らしても、生活にゆとりが出ました。

 今年、オフィス北野からサンミュージックに移りました。心機一転、遅刻を減らして頑張ります(笑い)。

 (聞き手=松野大介)

▽しんどう・たつみ 1977年4月、千葉県出身。2008年に平井“ファラオ”光と漫才コンビ「馬鹿よ貴方は」を結成。「めちゃ×2イケてるッ! 芸能人遅刻総選挙SP」で優勝するほど遅刻癖がある。女性芸人好きとしても知られる。