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強気居座りの根拠に…山根前会長を支持する不気味な“残党”

8/13(月) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 この期に及んでまだ神輿を担ごうとする人間がいるというのだからオドロキである。

 助成金の不正流用、暴力団との交際などが問題視され、日本ボクシング連盟の会長、理事を辞任した山根明氏(78)はそれでも、関西連盟会長と奈良県連盟名誉会長の座には固執する姿勢を見せている。

 大阪市内の自宅前で報道陣に囲まれた12日も、日本連盟会長を辞任したことについては「スカッとした」と話した一方、関西連盟トップの進退に関しては「面白半分に聞くな!」と明言を避けた。すでに「オレは死ぬまでアマチュアボクシングに関わる」と明言しており、告発側が求める「追放」「除名」に応じる気はさらさらない。

「反社会的勢力との交友が明るみに出て、さらには告発者サイドから『奈良判定』、つまり審判に対する不正判定の強要疑惑を裏付ける、新たな証拠音声も公表された。前会長は、『一部分を切り取って悪意を持って伝えている』と否定しているが、音声テープは『試合で接戦したらやっぱり奈良やな』『奈良の選手に(優勢を)つけないということは俺に逆らっているのかということになる』とハッキリ言っている。それでも山根前会長を支持する人間が一定数いるのです。前会長を告発した333人のうち、告発状に名を連ねている地方連盟は33都道府県。その中でトップの会長が行動を起こしているのは12都道府県です。告発側に賛同する地方連盟が増えつつあるとはいえ、逆に言えば14都道府県連盟と、それ以上の数の県連会長と理事がいまだに山根前会長に反旗を翻していない。これが山根前会長の強気の理由のひとつです」(関係者)

 そういえば、日刊ゲンダイが話を聞いた告発者の中にも「山根会長には恩義があり、尊敬している面もあるのは事実。カリスマ性があるのは確かです」と複雑な胸中を吐露する関係者がいた。

 どんな疑惑が明るみに出ても、山根前会長をもり立てようとする残党がいる。ドンが築いた支配体制は想像以上に根深いのだ。