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ヤフーの「ミドルウェア活用戦略」とは

8/13(月) 5:05配信

@IT

 「サービス開発者がいかに開発に集中できるかが最大のテーマ」と、ヤフーの福田奏氏は話す。福田氏は同社で、システム統括本部プラットフォーム開発本部コンピューティングプラットフォーム部の部長を務めている。ヤフーでは、サービス向けのプラットフォームを、インフラ、ミドルウェア、開発環境の3つに分けて開発・提供している。このうちミドルウェアが、福田氏の率いる部の管轄だ。

 ヤフーは約2500名の開発者を抱える。し烈な競争の中にあるネットサービスの事業活動を支えるため、開発作業でも規模を生かしながら、スタートアップ企業のようなスピード感と柔軟性を発揮していくことが求められると、福田氏は言う。

 このためのプラットフォームはどうあるべきか。プラットフォーム開発本部の役割は、共通に使われる機能を構築・運用することで、各サービス提供部署の負担を減らすことにある。

 「各種ツールに関するナレッジを集中して蓄積し、事業部門に対して社内サービスとして提供することで、各サービス事業の開発者は、ビジネス上の差別化につながることに専念できる」(福田氏)

 一般企業の場合、同様な目的を達成するために、アーキテクチャの標準化を進めることがある。投資対効果の向上という観点からも、これが推奨されるケースも多い。だが、ヤフーで特定のアーキテクチャやツールを全社的に推進することは、一部の例外を除いてはないという。

 例えばプラットフォーム的な技術に限っても、同社では物理サーバ、OpenStack、Cloud Foundry(Cloud Foundry Application Runtime)、Kubernetesなどを使っており、後述の通りサーバレス(FaaS)のApache OpenWhiskについても利用を進めている。どのような機能のためにどれを使うかを選ぶのは、サービス事業部門の開発者たちであり、プラットフォーム開発本部では「開発者にとっての選択肢をできる限り広げようとしている」(福田氏)のだという。

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最終更新:8/13(月) 5:05
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