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情報整理はクラウドサービス「Scrapbox」にお任せ?

8/13(月) 5:10配信

@IT

■記事内目次

・Scrapboxのサービス概要
・Scrapboxとは
・実際にScrapboxの「ページ」を作ってみよう
・ScrapboxのTIPS

【画像】Scrapboxの記法サンプル

 今回紹介するのは、Notaが提供している「Scrapbox(スクラップボックス)」という情報整理のためのサービスだ。

 筆者は、このような記事を書くことをなりわいとしているのだが、通常は、記事に必要な情報を集め、整理した上で、実際に執筆を行う。今、こうした作業に利用しているのが、今回紹介する「Scrapbox」である。

 仕事では、関連する情報を収集して整理しておくのは基本中の基本である。こうした情報整理には、インターネットやデジタル技術が普及する以前から、さまざまな方法が提案されてきた。

 情報の蓄積や整理のためのツールとしては、EvernoteやOneNoteなどが著名なところで、簡易なものとしては、GoogleのKeepなどもある。その他にもいろいろとツールやサービスが登場したが、短命に終わるものも少なくなかった。このScrapboxは、使い続けて、かれこれ2年ほどになる。

 Scrapboxはクラウドサービスなので、インターネットに接続していてWebブラウザがあれば、どこからでも利用できる。このため筆者は、原稿執筆における情報収集と整理、執筆のアウトラインなど、大半の部分をクラウド上で行うことが可能になった。

 また、複数のユーザーで利用することも想定されており、同時編集が可能となっている。そのため、自宅のPCでページを開きっぱなしだったとしても、外出先のPCからも問題なく編集が行える。

 Webブラウザは、Google ChromeやMozilla FirefoxであればOKで、AndroidのGoogle Chromeでも利用できる(一部機能制限あり)。推奨はされていないがMicrosoft Edgeでも閲覧程度なら利用可能だ。

 Scrapboxは、簡単にいうとテキストエディタ内蔵の「文字型情報整理サービス」だ。Scrapboxに書き込むことができるのは、テキストだけである。基本的には、テキストで記述した「ページ」を作っていくことで、情報を集積していく。

 テキストだけで情報が整理できるのかと思われるかもしれないが、テキスト中のURLは認識され、JPEGやPNGといった画像を指している場合には、ページ内に画像として表示される。画像として表示されない場合であっても、クリックすれば別タブで該当のWebページが開く。

 このようにScrapboxのページは、記述方法は異なるが、Webページに似た動きをする。分かる人向けにいうと、Scrapboxは情報ページを簡単に作るための「Wiki」の一種である。Scrapboxで作った「ページ」は、ハイパーテキストであり、Scrapbox自体に「ページ」を作るためのエディタ機能が含まれていると考えると分かりやすいだろうか。

 このScrapboxの機能の中で筆者が強力だと思っているのは、「リンク機能」と「アウトライン編集」の2つだ(機能の詳細は後述)。

 Scrapboxでは、各ページに、リンクしたページだけでなく、該当ページにリンクしているページを整理して列挙する機能がある。これにより、1つの「ページ」を見つけると、関連する「ページ」を芋づる式に手繰ることができる。もちろん検索機能もあるので、キーワードから目的の情報を探すことも可能だ。

 もう1つの「アウトライン編集機能」は、インデントを使ったアウトライン表現を簡単に編集する機能だ。Microsoft Wordなどにあるように、文章などの階層構造をインデントなどで表現するのがアウトラインである。Scrapboxでは、行単体や下位レベルを含むブロック単位の移動やレベル変更を簡単に行うことができる。

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最終更新:8/13(月) 5:10
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