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<夏の高校野球>「私も応援」沖学園即席ブラスバンド膨らむ

8/13(月) 10:55配信

毎日新聞

 ◇「初戦に感動した」吹奏楽部部員8人から一気に60人

 夏の甲子園第9日の13日、大阪桐蔭(北大阪)と2回戦で対戦した沖学園(南福岡)の応援スタンドには、即席ブラスバンドが駆けつけた。同校の吹奏楽部は部員わずか8人だが、同校がホームページでメンバーを募集したところ「初戦に感動した」などと多くの人が集まって計約60人に膨らんだ。相手は今年のセンバツ覇者。強豪に負けじとスタンドから息の合った演奏がナインを後押しした。

 部顧問の井上由香莉教諭(31)によると、実は初戦の北照(南北海道)戦も、卒業生や顧問の知人らで即席バンドを結成していた。しかし、2回戦は初戦メンバーの多くが日程が合わないなどで集まらず、学校がホームページで急きょメンバーを募集。すると、たった1日で約20人の応募があり、井上教諭は「対応が追いつかないほどだった」と言う。

 応募してきた人の中には、福岡にゆかりのある人もいるが「初戦をテレビで見て、感動した。私も一緒に応援したい」という関西在住の人もいた。初戦終盤で両脚がけいれんした北照の選手の元にいち早く水を届けた沖学園ナイン。すがすがしい全力プレーが人を引きつけたようだ。

 選手たちも初戦のブラスバンドの演奏には背中を押されていた。遊撃手の阿部剛大主将(3年)は「急いで間に合わせてくれたと聞いた。うれしかった」。三塁手の市川颯斗選手(同)は「チャンスで聞こえたリズムに気持ちも乗って力になった」と感謝している。

 この日は吹奏楽部員以外で約50人の一般参加者が集まった。楽譜は当日渡しで合奏練習ができていない人も多い。さらに大阪桐蔭は吹奏楽の名門。それでも「(相手は)100人以上の部員が迫力のある演奏をしてくると思うが私たちも負けません。選手たちがのびのびとプレーできるよう音を響かせたい」と話した井上教諭。沖学園スタンドから力強いリズムが甲子園を包んだ。【安部志帆子】

最終更新:8/13(月) 11:15
毎日新聞

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