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V争い無縁なら別人ブレー 松山の“爆発力”は次戦に繋がらず

8/13(月) 12:00配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【全米プロゴルフ選手権】

 首位に12打差のイーブンパー63位からスタートの松山英樹(26)が、73をたたいた第3ラウンドとは別人のプレーを見せた。

 圧巻は11番(パー4)のイーグルだ。ピンまで実質294ヤードをドライバーで右5.5メートルに1オン。このパットを決めて笑顔を見せた。その後は15番で1.8メートルのパーパットを外すも、17番、18番は連続バーディー。66で締めた松山(35位)は「(今日は)打ってもこれ以上順位は下がることはない。初日はいいプレーができても、途中で悪いゴルフになってしまう。状態が悪い中でもいいものは出始めている。トップ争いできるところまで戻りたい」と言った。

 松山は優勝争いとは無縁の最終日によく「爆発」する。2015年のマスターズは首位のスピースに11打差の10位発進からベストスコアの66。5位まで順位を上げた。昨年のマスターズも首位に10打も離されて4日目は67を出した。

 今年もマスターズは首位と14打差でスタートし69でラウンド。全米オープンは象徴的で、3日目に自身メジャーワーストの79をたたきこの時点で54位まで落ちたが、最終日は首位に11打差から発進して66をマーク。16位フィニッシュとなった。

 しかし、今の松山はこの「爆発力」を次につなげることができない。例えば、66で最終日を終えた今年の全米オープンの次戦は、1カ月後のスコティッシュ・オープンだった。この試合と翌週の全英オープンに続けて予選落ちしている。日程の組み方にも問題はあるかもしれないが、優勝争いに絡めない位置での好スコアは、「重圧がない」からと言われても仕方ない。

 日本人初の優勝が期待された今季のメジャー4大会は、トップ10が一度もなく終わった。来季の松山は、熾烈な優勝争いの中で「爆発」できるかが問われる。