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高知商、大食カ~ン打線ぜよ!14点の次は12点で慶応ペロリ/甲子園

8/13(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第100回全国高校野球選手権大会第8日(12日、甲子園)2回戦4試合が行われ、12年ぶり出場の高知商は、10年ぶり出場の慶応(北神奈川)に12-6で勝利。“恐怖の7番”藤田昂志郎内野手(3年)が3安打4打点と大暴れした。済美(愛媛)は星稜(石川)に延長十三回タイブレークの末、13-11で逆転サヨナラ勝ち。二松学舎大付(東東京)は昨夏準優勝の広陵(広島)に5-2で競り勝ち、浦和学院(南埼玉)は仙台育英(宮城)に9-0で快勝。それぞれ3回戦に進んだ。

 甲子園の大歓声に押されて、打球がグングンと伸びた。右中間を抜けるのを確認した藤田は、二塁を蹴り、三塁へ激走。2点三塁打で試合の流れを一気に引き寄せた。

 「僕が塁に出てチームの得点源になれば、大量得点につながると思うので、きょうはよかった。日替わりヒーローになろうと思って、臨んでいます」

 1-2で迎えた二回。先頭で四球を選んでチャンスメークすると、6-2と逆転し、なお二死一、二塁で再び打席へ。「ストライクを取りにくると思っていたので、しっかり振っていこうと」。初球の変化球をとらえ、この回一挙7得点の猛攻を締めくくった。

 四回一死満塁では2点打。六回にも二塁打を放ち、3安打4打点の大暴れ。1回戦でも3安打した“恐怖の7番”に引っ張られ、強力打線は2試合連続2桁安打&2桁得点と本領を発揮した。

 打線好調の要因には、昨年まで夏の高知大会を8連覇していた明徳義塾のエース・市川悠太(3年)へのライバル心があった。甲子園出場への大きな壁に打ち勝つため、打撃を強化してきた。

 ウエートトレーニングに加え、体重を1日100グラム増やすことを目標に“食トレ”にも挑戦。ティー打撃を中心にスイング量を増やし、高知大会決勝では明徳義塾を10-2で撃破。藤田は「予選(高知大会)から打てていることが自信になった」と胸を張った。

 創部100周年の節目に、1993年以来、25年ぶりの3回戦進出。80年に中西清起(元阪神)を擁して選抜大会を制したときの主将だった上田修身監督(56)だが、夏は2回戦が最高。宿舎のホワイトボードに「俺の夏を超えろ」と書いてナインを奮い立たせたが、「超えられましたね」と笑顔を見せた。

 「トーナメントは勢いが大事。止めないようにしたい」と上田監督。確かな練習量に裏打ちされた自信を胸に、高知商の勢いは止まらない。