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ヤクルト・バレ、九回逆転28号!七回まで完全「石川さん」の負け消した

8/13(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、ヤクルト3-1中日、19回戦、9勝9敗1分、12日、ナゴヤD)ヤクルトは12日、中日19回戦に3-1で勝利し、2連勝。0-1の九回無死一塁からウラディミール・バレンティン外野手(34)が、リーグトップに並ぶ逆転の28号2ランを放ち試合を決めた。チームは5カードぶりの勝ち越しで、3位に浮上。ナゴヤドームでの勝ち越しは2016年8月9-11日以来となった。

 ここぞ、で決める、まさに4番の働きだった。0-1の九回、無死一塁から鈴木博が投じた初球、149キロの直球をフルスイング。リーグトップの山田哲に並ぶ28号を左中間席に突き刺した。

 「すごく感触がよかった。このカードでいい働きができていなかったので、取り返すには本塁打しかないと思っていた」

 負けられない理由があった。先発・石川が七回まで完全投球。八回、先頭から連打を浴び快挙は消え、1点を先制された。「石川さんがノーヒットノーランか完全試合で終われればよかった。でも彼のいい投球のおかげで勝てた」。試合前まで打率・154、10三振と苦手としていた球場で奮起。何かを変えよう、と試合前練習ではルーティンのキャッチボールや守備練習を行わず、気分転換して試合に臨んでいた。

 山田哲の“アシスト”も光った。九回、先頭で出塁した山田哲は今季リーグトップの26盗塁。だが、あえてスタートを切らなかった。「きょうは(一走で)揺さぶる狙い。いつもは初球を待ってくれるけど、きょうは試合前に初球から打ちにいっていいよ、と話しました」。山田哲のおかげもあって、二盗を警戒する相手の初球を狙い通りに捉えた。鈴木博からは今季3本目の本塁打となった。

 5カードぶりの勝ち越し、ナゴヤドームでは2年ぶりのカード勝ち越しを決めた。小川監督は「打線は終盤の集中力が素晴らしかった」と手応えをにじませた。主砲は「きょうみたいに絶対に諦めなければ、チームにいい影響をもたらすと思う」と締めた。チームバスに乗り込む際には満足感でいっぱいだった。