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安倍晋三首相 憲法改正案「次の国会提出へとりまとめ加速すべき」

8/13(月) 10:27配信

産経新聞

 安倍晋三首相は12日、山口県下関市内で開かれた長州「正論」懇話会の設立5周年記念会で講演し、憲法改正について「いつまでも議論だけを続けるわけにはいかない。これまでの活発な党内議論の上に、自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、とりまとめを加速すべきだ」と述べた。秋に予定される臨時国会での提出を明言したのは初めて。首相は、9月の党総裁選をきっかけに、党員間での憲法改正議論の深まりに期待した上で「誰が総裁になろうとも、その責任を果たしていかなければならない」と強調した。

 首相はまた、「自衛隊を合憲」とする憲法学者が2割にとどまる現状などに触れ、「こんな状況に終止符を打つ。すべての自衛官が誇りを持って任務を全うできる環境を整えることは、今を生きる私たち政治家の責任だ」と重ねて語り、憲法9条への自衛隊明記に強い意欲を示した。

 北朝鮮による日本人拉致問題には「いまだ解決できないということは私にとって痛恨の極みだ。しかし、私は安倍政権でこの問題を必ず解決するという強い決意で臨んでいる」と言明。「最後は私自身が金正恩朝鮮労働委員長と直接向き合い、わが国が主体的に解決しなければならない」とも改めて話した。

 さらに、首相は「今こそ『戦後日本外交の総決算』を成し遂げるときだ」と訴え、「最大の課題の一つ」と位置づける日露平和条約交渉の締結を目指す考えに言及した。

 進む高齢化社会を踏まえた社会保障の在り方に関しては「全世代型へと改革していかねばならない。子供たちから子育て世代、そして高齢者の皆さんまで、すべての世代が安心できる社会保障制度を構築する」と説明した。

最終更新:8/13(月) 10:27
産経新聞