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新前橋駅周辺にムクドリ大群 騒音に住民「困った」 フン害にも憤慨 街路樹剪定で対抗

8/13(月) 6:02配信

上毛新聞

 前橋市のJR新前橋駅周辺に連日、夕方になるとムクドリの大群が姿を現している。集団で飛び回り、ふんを落とすなどするため、地域住民は困り顔。地元からの苦情を受けて、市はねぐらとなる街路樹を剪定(せんてい)する対抗策に打って出た。果たしてムクドリを一掃することができるのか―。

◎危険を知らせる音源でも対抗

 日本野鳥の会会員の谷畑藤男さん(68)=高崎市=によると、ムクドリは4~7月が繁殖期とされ、家の軒下などでひなを育てる。子育てが終わると特定の街路樹に集団ですみ着くという。「人の集まる駅前は外敵がおらず、安全と判断して集まるのでは」と谷畑さん。朝になると餌を探しに散らばり、夕方になるとねぐらに帰ってくるのが行動パターンだ。

 平日の午後7時ごろ、駅前で客を待っていたタクシー運転手の男性(58)は「車にふんを落とされると塗装した部分が変色する」と困った様子で空を見上げていた。

 新前橋駅前通りの中央カレッジグループは、ムクドリの「ギャー、ギャー」という鳴き声を大音量で流している。ムクドリ自身の危険を知らせる音源で脅かす手法で、3年前にも実施し飛来する数が減った実績がある。再びの襲来に、担当者は「いなくなるまで続ける」と話した。

 市も実力行使に出た。7月上旬に地元商工会からの「騒がしくて眠れない」との申し出を受け、市公園管理事務所と県土木事務所が現地を見て回り、対応を検討。7月下旬に街路樹の剪定作業を始めた。木に止まれないようにして、追い払う作戦だ。駅前交差点を中心に、広い範囲で作業し、被害を食い止める。剪定した木には6日夕、ムクドリではなくスズメの群れが止まっており、早くも効果が現れたようにみえた。

 市の担当者は「一度にやらないとどこかに残ってしまう。切り終えてから効果を見たい」と話している。

最終更新:8/13(月) 6:02
上毛新聞