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エアコン付ける・付けないは高齢者だけでなく悩みの種?ポイントは「湿度」

8/13(月) 11:15配信

AbemaTIMES

 災害レベルとまで言われている今年の猛暑。総務省消防庁によると、4月30日~8月5日までの間、熱中症とみられる症状で緊急搬送された人は全国で7万1266人と、年間で最も多かった2013年の5万8729人を大きく上回っており、半数近くが65歳以上の高齢者だった。
 
 先月25日、渋谷区恵比寿のマンションでは80代の姉妹が、5日には板橋区の集合住宅で夫婦とみられる80代の男女がそれぞれ死亡しているのが見つかっており、いずれも死因は熱中症が死因とみられている。東京都監察医務院によると、東京23区では112人の死者のうち、エアコンを使わずに亡くなった人が半数近くを占めているという。板橋と恵比寿のケースでも、部屋が閉め切られ、エアコンは作動していなかった。

 お年寄りの街・巣鴨で聞いてみると、「あんまり使わない。エアコンの風が好きではない」「ほどほどにしている。体がおかしくなる」「倒れたらアカンからつけている。あんまり好きではない」「足元が冷えてしまう」と、エアコンの重要性は分かっていても苦手意識があるようだ。ネット上にも「うちの母もエアコンを使わない人なんだけど『暑かったけどエアコンを使わなくても平気』という自分を誇らしく思っているところがある」「いまだに冷房が贅沢なものと思っている人がいると思う。だから暑くても無理して使わない人が出てくる」という書き込みがあった。

 体育学が専門の横浜国立大学の田中英登教授は「高齢の方には、初期の低機能で冷えすぎるエアコンのイメージがある。また、加齢による筋肉量の減少に伴う体温調節機能の低下や、脳が気温を判断しづらくなっている可能性があり、いつの間にか高体温、熱中症で亡くなってしまう」と指摘、「室温がわかるよう、デジタル温度計を置いて、30℃以上になったらアラームが鳴るといった環境にしておくのが良いと思う」と話した。

 AV女優の紗倉まなは「撮影する時に音が入らないようにクーラーを切っていた。でもこの酷暑が続くとさすがにみんな具合が悪くなってしまうので、なるべく音が静かな扇風機などを常備している。つけないと結構過酷だ」と裏話を披露した。

 一方、体調不良を引き起こすこともある“エアハラ“(エアコン・ハラスメント)など、職場や家庭でエアコンの設定温度をめぐるトラブルも後を絶たない。また、冷房のきいた室内と室外の温度差に頻繁にさらされた結果、“クーラー病““冷房病“とも呼ばれる自律神経の機能不全による体調不良を感じたことのある人も少なくないはずだ。全国ビルメンテナンス協会の「快適な暮らしのガイドライン」では、冷房の室温は25~28℃、外気との温度差7℃以内を目安としている。

 田中教授は「男性は女性よりも熱を作る能力が高いため、基本的には女性の方が寒さに弱いというのもある。個人差が非常に大きいので、全員が快適な設定温度はなかなか決められないと思う。様々な基準も目安なので、寒いと感じた方が服を着るなど、うまく対応していくしかない」と話す。

 気象予報士の穂川果音は「室内温度28℃はあくまでも目安。暑いと感じたら温度を1~2℃下げる。ただ、風は直接体に当てず水平にして、扇風機で空気を循環させると良い。“頭寒足熱“、下半身は暖かく。また、シャワーだけでなく、しっかり入浴するとよい」とアドバイスする。また、「寝る時はタイマーを設定せずにつけっぱなし」が良いという。

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最終更新:8/13(月) 13:25
AbemaTIMES

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