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米統合参謀本部副議長「北朝鮮のミサイル実験中止がICBMの完成防いだ」

8/13(月) 7:26配信

ハンギョレ新聞

「北朝鮮、ICBMに必要な二つの技術完成できず 北朝鮮のミサイルは何も命中させられないため撃墜しない可能性も」

 北朝鮮が、ミサイル実験の中止により、大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術を完成する機会を得られなかったものと見られると、米国の軍当局が明らかにした。

 ポール・セルバ米統合参謀本部副議長は今月10日(現地時間)、ワシントンで開かれた米空軍協会主催の朝食会に出席し、「北朝鮮は大陸間弾道ミサイルの信頼度を高めるために必要な最後の二つの技術を完成できなかったというのが、我々の評価」だと述べたと、「ブルームバーグ」が11日付で報道した。

 セルバ副議長は「我々は北朝鮮が信頼できる再進入体を試演することを見ておらず、爆発が必要な時点で実際に爆発させる仕組みを可能にする、信頼できる装填や射撃、信管システムに関するいかなる試演も見たことがない」として、このように明らかにした。彼は、北朝鮮のミサイル実験中止が大陸間弾道ミサイルの完成を防いだものと見られると述べた。

 北朝鮮は昨年11月、首都ワシントンなど米東部海岸の主要都市を打撃できる「火星15型」を発射し、「国家核武力の完成」を宣言して以来、一度も核・ミサイル実験を行っていない。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は今年3月、チョン・ウィヨン大統領府国家安保室長など特別使節団に「対話期間には核・ミサイル試験を行わない」という意向を公式化した。セルバ副議長の主張は、北朝鮮がまだ大陸間弾道ミサイル技術を完成しておらず、これは米国が(最大の圧迫を通じて)北朝鮮からミサイル実験の中止を引き出したからだということだ。「ブルームバーグ」はドナルド・トランプ大統領と金委員長の非核化対話局面がもたらした利点だと報じた。

 セルバ副議長は「信頼できないミサイルでも、北朝鮮が発射する可能性もあると仮定し、備えなければならない」と付け加えた。また、北朝鮮が米国に大陸間弾道ミサイルを発射しても、「そのシステムと軌跡に関して、米国が知っている情報に基づいて判断すると、それは何も命中させられないため、実際にはそのミサイルを撃墜しない決定を下すこともあり得る」と述べた。北朝鮮のミサイル能力がそれほど高くないという評価を公開したのだ。これは、米政府が北朝鮮のミサイルによる「米国本土への脅威」を強調し、緊張を高めた昨年末とは明確に異なるものだ。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8/13(月) 7:26
ハンギョレ新聞