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30年ぶり盆踊り最高 岩手・宮古

8/13(月) 10:00配信

岩手日報

 おらほの夏祭りが帰ってきた。宮古市腹帯(はらたい)地区で11日夜、約30年ぶりの盆踊り大会が開かれ、地域住民らが楽しんだ。地域は過疎化が進み、2020年度に予定される宮古盛岡横断道路の開通後は、地域を通る車両の減少も懸念される。首都圏の大学生団体や同道路工事関係者の支援を受けて楽しんだ住民は「素通りされない地域」を目指し、盆踊りの継続を誓った。

 同道路工事を行う腹帯地区の大豊・佐田特定建設工事共同企業体の駐車場が、笑顔であふれた。「僕らの夏祭り」と銘打ち、焼き鳥などの出店が並び、ベリーダンスやカラオケ、花火大会で盛り上がった。フィナーレの盆踊りは、住民や大学生100人以上がやぐらを囲み、笑い声と祭りばやしを夜空に響かせた。

 同市腹帯の鈴木静子さん(82)は「物心ついた時からずっと参加していた地域の祭りがなくなり寂しかった。久々に復活して、最高の夜だ」と満喫した。

 腹帯地区夏祭り実行委と、大学生団体「僕らの夏休みプロジェクト」が主催した。同団体は東日本大震災直後の11年夏から、被災地の小学生と交流を続ける。団体の県顧問が腹帯出身者で、イベントがなくなった同地区の実情を聞き企画。地域住民と共に盆踊りの練習など準備を進めてきた。

最終更新:8/13(月) 10:00
岩手日報