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役者が織りなす大迫力  影絵劇団かかし座「オズの魔法使い」 

8/16(木) 13:58配信

カナロコ by 神奈川新聞

 国内外で活躍を続けるプロの影絵劇団「かかし座」(横浜市都筑区)が25日、同市鶴見区民文化センターサルビアホールで親子向け公演「オズの魔法使い」(演出・花輪充、後藤圭)を上演する。影絵と役者が織りなすミュージカル作品で、劇団は「迫力満点の舞台を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 日本初の影絵専門劇団として1952年に創立したかかし座。影絵劇の上演のほか、独自の技術を使った影絵美術の企画制作、CMやアーティストのミュージックビデオへの影絵提供など幅広く活動する。

 劇団員の数は30歳代を中心とした約40人で、年間千ステージ以上の公演をこなす。高レベルなパフォーマンスが海外でも評価され、これまで延べ21カ国31都市以上で上演してきた。

 かかし座の特徴の一つが手を使って動植物などを表現する「手影絵」パフォーマンス。動物を中心に100種類以上のレパートリーがあり、素手でつくりあげるそのシルエットや完成度の高さに目がくぎ付けになる観客が多いという。

 「オズの魔法使い」は5年前の初演以来、観客約1万2千人を動員した同劇団を代表するミュージカルだ。ステージには色とりどりの影絵を映し出す高さ3メートルほどの大型スクリーンを5面設置。スクリーンが舞台を縦横に移動するアクティブな演出も見どころだ。

 影絵の魅力は見る人が自由に想像を広げられること。例えばシルエットしか出てこないかぐや姫の影絵の場合、どんな表情をしているのか思いをはせるだけで楽しい。かかし座広報部の桜井尚人も「どう見るかは自由。見る人の想像に任せられるのが影絵の面白いところです」と言う。

 オズの魔法使いはそんな影絵と躍動感あふれる俳優の演技が見事に融合。一緒に登場するパペット(人形)の動きにも注目だ。桜井は「影絵の美しさはもちろん、立体的でアクション性の高いステージを親子そろって楽しんでほしい」と話している。

 8月25日、横浜・鶴見区民文化センター
 午前10時半、午後2時開演の2回公演。大人3千円、小学生以下2千円。2歳以下無料(座席が必要な場合は有料)。27日には府中の森芸術劇場(東京都府中市)でも上演する。問い合わせは劇団かかし座電話045(592)8111。