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アクアライン渋滞どう防ぐ AIで渋滞予測、クーポン提供で「分散利用」促進 その効果は

8/18(土) 7:20配信

乗りものニュース

トンネルの渋滞緩和には対策が一定の効果

 首都圏の高速道路には、土休日などに必ずといっていいほど渋滞が発生するポイントがいくつかありますが、そのひとつに東京湾アクアライン(以下、アクアライン)が挙げられるでしょう。

【画像】アクアライン渋滞の原因はこんな場所

 アクアラインでは2009(平成21)年から、千葉県が通行料金を一部負担する形でETC利用ならば普通車で800円に割引されたこともあり、通行台数が年々増大し、2016年度の1日あたり通行台数は約4万5600台と開通時の約4倍になっています。NEXCO東日本関東支社によると、「おもに土日や祝日において、房総半島への行楽地などを目的として交通量が増加する傾向にあり、夕方の帰宅時間帯には、川崎方面へ向かう上り線で交通が集中して慢性的な渋滞が発生しています」とのこと。アクアライン渋滞の原因と対策について、同支社に聞きました。

――なぜ渋滞が発生するのでしょうか?

 アクアラインの上り線には、アクアトンネル(海ほたるPA~川崎浮島JCT)におもに2か所のボトルネックがあります。ひとつ目は、川崎浮島JCT付近のゆるやかな上り坂から急な上り坂に勾配が変化する箇所、ふたつ目は海ほたるPA付近の急な下り坂からゆるやかな下り坂に勾配が変化する箇所です。いずれの場所も、ドライバーが無意識に速度を落としてしまうことで、交通量が多い状態では、後続の車に次々とブレーキが伝播して渋滞が発生します。

――どのような対策を行っているのでしょうか?

 この2か所のボトルネックにおいては、「ペースメーカーライト」を設置しています。これは進行方向に青い光を一定の速さで点滅させることで、ドライバーの無意識な速度低下を抑制し、渋滞の予防を図るものです。また、渋滞発生後も速やかな速度回復を促す効果があり、渋滞緩和に一定の効果を上げています。

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 このアクアトンネル内のペースメーカーライトは2013年に設置(翌年に延長)され、NEXCO東日本は2015年の時点で、上り川崎浮島JCT付近については渋滞回数、渋滞損失時間ともに減少したとしていました。しかし、以後も交通量は増大し、2018年夏現在も渋滞は増加傾向にあるとのこと。どのように対策していくのでしょうか。

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