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Twitter漫画「アフリカ少年が日本で育った結果」が書籍化 カメルーン系日本人が見た日本の姿は

8/19(日) 9:00配信

ねとらぼ

 タレントとして活躍するカメルーン系日本人の星野ルネさんが、Twitterで漫画を披露して好評を博しています。そのシリーズの1つ、「アフリカ少年が日本で育った結果」の書籍化が決定。毎日新聞出版より、8月20日に1080円(税込)で発売されます。

【画像】星野ルネさんの漫画を見る

 漫画を執筆するようになったきっかけについて「アフリカ系日本人である自分の存在や体験などを表現して、新しい日本人の形を伝えたく上京しました。タレント活動の一環として、昔から得意だった絵で何か表現できないかと考えた時、エッセイ漫画に行き着きました」と、星野さん。同作では好奇の目にさらされた学生時代や、母親の思い出など、多彩なエピソードを軽妙に描いています。

幼なじみが好奇の目から守ってくれた――「天使が生まれる時」

 星野さんがお気に入りの1つとして挙げたエピソードは、小学校入学時の出来事を描いた「天使が生まれる時」。当時は物珍しさから、全校生徒がひんぱんに星野さんを見物に来たといいます。

 「ホンマに外人や!」「めっちゃ黒い!」など、心ない言葉も漏れ聞こえてきて、とても居心地の悪い状況でしたが、「いちいち見にくんな!」と守ってくれたのも、同じ学校の生徒。保育園時代に仲良くなった親友たちでした。

 星野さんは親友を「天使」とたとえてはいますが、かといって好奇の目で見てきた生徒たちが「悪魔」だったわけでもないとしています。「天使」たちも初めて出会ったときは、星野さんを不思議な様子で見ていました。それが、暮らしをともにするなかで同じ人間だと実感したことで仲良しに。それこそ「天使が生まれる時」だったのでしょう。星野さんは「彼らのおかげで幼少期の思い出はおもちゃ箱のようにわくわくで一杯だ」と述べています。

“はだ色”のクレヨンを貸してもらったら……? 「自分のクレヨン」

 その後星野さんが小学校になじんだとうかがえるエピソードが、「自分のクレヨン」。図工の授業で絵を描くときに、はだ色のクレヨンが足りなくなった星野さんは、仲良しの女子に貸してと頼みました。

 すると、彼女から手渡されたのは茶色のクレヨン。「ルネのはだ色ってそれやろ?」と言われ、初めて「はだ色」が「はだの色」の意味と知り、星野さんは目からうろこが落ちたといいます。「はだ色」が指す色を1つと決めつけない、少女の素直な考え方に「『はだ色』の名称が『ペールオレンジ』や『うすだいだい』に変わった意味について考えさせられた」といった感想が多く寄せられました。

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最終更新:8/19(日) 22:34
ねとらぼ