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これまで通りの「新人研修」を止めたら、新人がもっと成長した話。

8/19(日) 12:11配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

「10年でようやく一人前」と言うように、時間をかけて若手を育成する傾向の強い日本企業では、入社して1~2カ月を新人研修に費やすことは珍しくない。ただ、環境の変化が激しい現代でも、そのやり方でいいのだろうか。そんな中、新人研修をガラリと変える企業も出てきた。その狙いと効果とは。

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「新入社員の君たちの、これからのスケジュールを発表します。明日から5月22日のカンファレンスまでに決済アプリを完成させます」

2018年4月2日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた、クラウド系ベンチャー、FIXERの入社式。

社長の松岡清一から、6人の新入社員に公表されたスケジュールは、新入社員たちにとっても周囲から見ても、驚くべきものだった。

日本マイクロソフト主催のカンファレンス「de:code」は、開発者をはじめITに携わる最前線のエンジニアやIT企業が集結する、年に一度の大規模イベント。来場者は約1500人を数える、テック業界で注目度の高いカンファレンスだ。

ここでの展示は、各社の主力製品や最先端技術で、今後プロダクトとして製品化されるものもある。カンファレンスへの参加は、新入社員向けの練習の場などではなく、自社商品を生み出すプロジェクトにしっかりと入ることを意味する。

製品化を前提に6人に示されたのは、社内のカフェで決済ができるアプリのモック(試作)レベルの完成だった。

「正直、マジかって思いました。(FIXERが)こういう会社だとは聞いてはいたのですが、いざ言われると、スケールが大きくて大丈夫かな、6人しかいないけど、と(笑)」

東京都内の高等専門学校を卒業し、この2018年春に入社した新井将司は、当時を率直に振り返る。

“入社式で、FIXER新入社員に提示されたスケジュール

・2週間でアプリの開発言語を学ぶ。
・4週間で開発をする。
・1週間で微修正する 。
・5月22日de:codeのカンファレンスで、作成したアプリについてプレゼンする。”

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最終更新:8/19(日) 16:59
BUSINESS INSIDER JAPAN

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