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“幻の楽器”ハルダンゲルバイオリン奏者 山瀬理桜が親善大使就任に意気込み

8/20(月) 17:34配信

オリコン

 ノルウェー・ハルダンゲル地方で生まれた民族楽器「ハルダンゲルバイオリン」奏者の山瀬理桜(やませ・りお)が20日、都内で行われたハルダンゲル地方親善大使の就任お披露目会見に出席。長年、ハルダンゲルバイオリンの演奏を通じて同地方の文化や伝統を広めた功績が認められての大使就任。山瀬は改めてハルダンゲルの魅力を日本に広めたいと意気込んだ。

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 ハルダンゲルバイオリンは、フィヨルドで有名なノルウェー・ハルダンゲル地方で生まれた民族楽器(現地名・ハーディングフェーレ)。真珠母貝や象嵌(ぞうがん)細工の花模様の装飾などが施され、通常の4本弦の下に、4~5本の共鳴弦 (アンダーストリング)を持ち、哀愁を帯びた懐かしい音色が特徴。現在ノルウェーではプロの職人が4名しかおらず、手作りで1年に2丁ほどしか制作できないため、町の楽器店でも手に入らない“幻の楽器”と言われている。

 山瀬はこの楽器演奏の第一人者として活躍し、宮崎駿監督からもその演奏を高く評価されたほど。2006年には宮崎監督の短編アニメ『水グモもんもん』の音楽監督(作曲・演奏)を務めたほか、同年に公開されたスタジオジブリ映画『ゲド戦記』のサウンドトラックにもハルダンゲルバイオリンの演奏で参加した。

 この日、山瀬はピアノ伴奏とともに「クラップ・ダンス」「ノルウェー・ダンス」の2曲を実演。楽器を弾きながら足のステップで床を鳴らしリズムをとるノルウェーのスタイルで盛り上げた。「ハルダンゲルバイオリンは楽譜がなくて、琵琶のように弾いて伝えていく伝承楽器。今後も親善大使としていろんな地域や学校などで弾いて、北欧の文化を一緒に学べるような機会をつくれたら」と夢を掲げた。

 また、ハルダンゲル地方についても「ハルダンゲルのフィヨルドはノルウェー四大フィヨルドの一つ。世界遺産登録はされていないですが、女性的な美しさで、神様が住んでるんじゃないかと思うほど」と魅力を熱弁。「日本でいうと飛騨高山みたいな…、ちょっと行きにくいけど深い文化をもった地域」と説明し、奮って観光してほしいとアピールした。

 この日は北欧にゆかりのある人物として、北欧メタル芸人の橋山メイデン、日本人で唯一グリーンランド国際サンタクロース協会が公認したサンタとして活動するパラダイス山元が応援にかけつけた。橋山が30ユーロも払ってフィンランドのサンタと撮ったという写真を披露すると、パラダイスが「この人よくフィンランドから日本に来るんですけど、ものすごい荒稼ぎして帰ってくので、グリーンランドの協会からおたずね者になってるんですよ」と指摘。思わぬ“サンタ界”の裏事情が透けて見えた。

 そのほか、司会は旅作家の歩りえこが務めた。

最終更新:8/21(火) 0:25
オリコン