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お風呂で「タトゥー禁止」は変わるか? 試行錯誤する温浴施設

2018/8/24(金) 11:01配信

BuzzFeed Japan

大和の湯の代表、高根英樹さんは「タトゥーを推奨しているわけではない」と前置きしつつ、次のように語る。

「『人を見た目で差別しない』という考えのもと、ホームページにもこう記載しています。暴力団関係者でも刺青を入れている人、いない人がいる。刺青の有無で区別することはできません」

10人に1人は外国人客

1998年のオープン以来、一貫して「タトゥーOK」。利用者からは「タトゥーでも入れる温泉はあまりないので嬉しい」「ありがたい」と好評だ。

とはいえ、利用者全体からすればタトゥーを入れている人はわずか。ケンカなどのトラブルはなく、「なぜタトゥーの人がいるのか」といったクレームもほとんどないという。

成田空港からタクシーで10分程度という地の利もあり、外国人客が10人に1人ほどを占める。取材当日も、腕にタトゥーを入れた外国人の男性客がいた。

「外国からの観光客にもタトゥーを入れている人は多く、ファッションで入れている人もいる。刺青そのものを問題視する時代ではありません」

タトゥーの有無で店舗を選択

「タトゥー禁止」から「全面OK」の間では、各施設ごとに対応のグラデーションがある。

カプセルホテル「安心お宿」は共同浴場を併設しているが、新橋駅前店を除く都内4店舗(男性限定)と京都四条烏丸店(男女利用可)でデザイン・タトゥーを入れた客を受け入れている。

運営するサンザの松田一宏・安心お宿事業部長は「タトゥーを入れている、入れていないにかかわらず、心から楽しんでいただくことを目指しています」と語る。

2016年4月から荻窪店で実験的に受け入れを開始。2017年2月以降、秋葉原電気街店、新宿駅前店、新橋汐留店でも解禁した。今年4月オープンの京都四条烏丸店も同様だ。一方で、反社会的勢力や暴力団関係者の利用は厳しく禁止している。

唯一、新橋駅前店がタトゥーNGなのは「お客様の年齢層が高く、クレームも予想されるため」。ただ、歩いて3分ほどの新橋汐留店は受け入れているので、利用者の側はタトゥーの有無によって店舗を選ぶことができる。

松田さんは友人から「タトゥーがあってお風呂に入れないんだよね」と打ち明けられたことがあるという。「そうしたニーズも把握しているので、国内外問わず顧客目線で温浴サービスを提供していけたら」

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最終更新:2018/8/24(金) 14:33
BuzzFeed Japan

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