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<写真報告>北朝鮮で最も貧しい農村の女性の姿(3) 「農民はイヤ」と激しい結婚差別(写真5枚)

8/27(月) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

◆農民の男とは結婚しない

北朝鮮の女性にインタビューする機会があると、しばしばこんな質問をする。

――とても優しくて働き者で美男の農村青年と、性格が悪くて見栄えもぱっとしない都市の労働者、結婚するならどちらがいいですか?

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これまで何十人の女性に訊いてきたが、全員が都市の男がいいと答えた。理由は明快、概ね次のようなものだった。

「農場員と結婚するということは、自分も農民になるということ。つまり死ぬまでずっと真っ黒になって働く貧乏暮らし。すすんで農場に入る女性なんていませんよ。都市の男なら、嫌いになったら離婚して、商売して一人でも暮らしていける」

では、農村女性に都市に出るチャンスはないのか? 北朝鮮に住む取材協力者に訊いてみた。

「労働者と結婚して『都市住民』になるケースもないわけではないが、きわめて稀。男の方でも貧しい農場員の娘を避けようとする」 (ユ・ミンテ)

←(クリックして拡大) 収穫した大豆を牛車に山積みにして運ぶ農村女性。2008年10月に平壌郊外の農村で撮影チャン・ジョンギル(アジアプレス)

←(クリックして拡大) 農繁期には都市の女性も作業に動員される。写真は草取りに動員された人々。2013年6月北部地域で撮影(アジアプレス)

←(クリックして拡大) 黄海北道の沙里院市郊外の農村。補修もままならずうらぶれた家を子どもが一人で留守番していた。2007年10月に撮影リ・ジュン(アジアプレス)

←(クリックして拡大) 停電続きで水道が出ず村の共同井戸で水を汲んで家路につく農村の女性。2015年1月に北朝鮮中部地方で撮影「ミンドゥルレ」(アジアプレス)