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山県ほぼ9秒台…あと1000分の7 切り上げで10秒00「本当の自己ベスト」/アジア大会

8/27(月) 12:01配信

西日本スポーツ

 ◆アジア大会 陸上男子100メートル決勝(26日・ジャカルタ)

 「アジア最速」の壁は高かった。男子100メートルで20年ぶりの優勝を狙った山県亮太(セイコー)は3位。記録は自己タイで日本歴代2位に並ぶ10秒00だった。「正直言うと悔しい気持ち。ゴールした時の(1位選手の)タイムが9秒92だったので、もしかしたらと思ったけど…」。優勝して喜びを爆発させた蘇炳添(中国)とは対照的に、複雑な表情を浮かべた。

【写真】100メートル予選 力走する山県亮太

 日本選手団の主将として臨んだ今大会。故郷への強い思いを胸に臨んだ。7月の西日本豪雨で大きな被害が出た広島県の出身。「心が苦しい時こそ、力を存分に発揮する時。たくさんの人たちに希望というか、前向きな気持ちになってもらえるように」と決意を込めてレースに臨んだ。

 金メダルには届かなくても4年前の6位から大きく成長した姿を見せた。公式記録は1000分の1秒以下は切り上げられるが、昨年出した10秒00は10秒000で、今回は9秒997だったという。「本当の自己ベストが出た」と、充実感もにじませた。

 優勝した蘇が持つアジア記録9秒91に迫る9秒92のスピードを間近で体感。「意外と近かった」とイメージも湧いてきた。「地力の差はまだある。9秒9台前半を出せるように」。日本選手2人目の9秒台はもう、いつ出てもおかしくない。

西日本スポーツ

最終更新:8/27(月) 12:01
西日本スポーツ