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【U―20女子W杯】ヤンなで初Vに貢献したハーフ守護神の素顔

8/28(火) 11:00配信

東スポWeb

 ヤングなでしこを悲願の初戴冠へと導いた美女守護神の素顔とは――。U―20女子W杯(フランス)で初優勝したU―20女子日本代表が26日に帰国し、都内ホテルで優勝報告会見を行った。今大会では有望株が次々とブレーク。中でも注目されるのがGKスタンボー華(19=INAC神戸)だ。伸び盛りの若き守護神は2019年フランスW杯、20年東京五輪へ向け、なでしこジャパンに食い込めるか。

 スタンボーは日本の正守護神として今大会6試合中5試合に出場し、安定したプレーでチームをけん引。スペインとの決勝では決定機でスーパーセーブを連発して流れを引き寄せると、日本を悲願の初優勝へと導いた。

 地元開催の2012年U―20女子W杯で3位に躍進して“ヤンなで旋風”を巻き起こしたチームを上回る快挙。大黒柱のスタンボーも今大会は目覚ましい活躍を見せたが、プロ入り後は苦難の道のりだった。

 JFAアカデミー福島から17年にINAC神戸へ入団。米国人の父と日本人の母の間に生まれ、175センチの恵まれた体格で大型GKとして期待されたが、リーグ屈指の強豪の中で出場機会をつかめず、いまだリーグ戦の出場はゼロ。「大会前は日本でプレーできてなくて、試合感覚で不安に思うことも多かった」と率直な思いを吐露する。

 そんな困難な状況にありながら、気持ちを切り替えて大舞台に集中。「使ってくれた監督に感謝している。(大会を通じて)3点で抑えられたのはチームにとっても自分にとってもプラスになる」と最高の結果で自信も深まった。「シュートレンジが日本より広いので、プレーの準備を早くしないといけないと意識した。だからこそ、相手のシュートにもしっかり反応できた。そこは一番伸びた」と国際舞台を経験して成長を実感することもできた。

 大舞台で勝負強さを発揮した裏にはあのレジェンドの存在がある。

「私の憧れはGK海堀(あゆみ=31、熊本)選手。一つのプレーに対して自分は2つくらいしか考えられないのに、10個考えたりする。頭の回転が速くて、そこを見習いたい。今大会に臨むにあたって11年W杯の海堀さん(の映像)を見て、自分の中で理解が深まる部分があった」

 ドイツW杯で頂点に立ったなでしこジャパンの守護神を参考に“サッカー脳”を鍛え、活躍につなげたのだ。

 今後はクラブでアピールを続け、見据えるのはもちろんA代表。現在は絶対的な守護神が不在でシ烈なレギュラー争いが予想される。「上のお姉さんたちはうまい人ばかりだけど、そこに食い込んでいけるように。夢である五輪が、自分の出身地でもある東京で開催される。夢を見れる今だからこそ頑張らなきゃいけない。2020年はしっかり目標に入れてやっていく」と宣言。「この優勝で鼻が高くならないように、ダメだったところは反省したい」と地に足をつけて守護神争いに割って入る覚悟だ。

 美女アスリートとしてもスポットライトを浴びているが「それはないです! そう思ったことはないですし、ブスキャラできてるんで(笑い)」とあくまでも自然体。才色兼備のヤンなで守護神はシンデレラストーリーの主役となれるか。

☆すたんぼー・はな=1998年12月24日生まれ。東京都出身。ドイツ系米国人の父と日本人の母を持つハーフ。小学生でサッカーを始めると、才能が開花し、2011年にJFAアカデミー福島に入校。16年から特別指定選手としてINAC神戸で活動を開始した。俊敏性を備えた大型GKとして世代別代表に選出。U―20W杯で正守護神を務めた。ニックネームはボー、ボルゲ。身長175センチ、体重68キロ。

最終更新:8/28(火) 13:09
東スポWeb

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