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【青戸慎司の目】山県100メートル、銅メダル 東京五輪へ中間点 最低限はクリア

8/28(火) 10:02配信

スポーツ報知

 26日の陸上男子100メートル決勝で自己記録に並ぶ10秒00(追い風0・8メートル)で銅メダルを獲得した山県亮太(26)=セイコー=を、元100メートル日本記録保持者の青戸慎司さんが「最低限の課題はクリアできた」と評価した。1000分の1秒を切り上げる前のタイムは9秒997。桐生祥秀に次ぐ日本勢2人目の大台突破へ、あと7センチまで肉薄した。

 山県君はメダルという目標を自己ベストでクリアした。17年に大阪の全日本実業団で10秒00を出した時に比べると、決勝のプレッシャーや不慣れなタータン(トラックに張られている合成ゴム)など、マイナスな要件が多かった。その中で同じ記録を出すのは、本当に実力がないとできないこと。ケンブリッジ君が準決勝で敗退する中、トップスプリンターとしての強さを感じた。リオ五輪から東京五輪まで中間点の大会。表彰台に立ち、最低限の課題はクリアできたといえる。

 今大会の決勝は、ちょうど五輪や世界陸上の準決勝と同じくらいのレベルだった。自動的に決勝進出できるのが上位2人だとすると、やはりいつでも9秒台で走れることがファイナリストの目安になってくるだろう。五輪や世陸準決勝で9秒97~9秒98の日本記録付近を常に出すことが、今後の目標になる。(中京大監督)

最終更新:8/28(火) 10:02
スポーツ報知