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風疹患者の大幅増加、妊婦に「歯がゆいが、自衛を求めるしかない」現状 赤ちゃんを守るためにできること

2018/8/28(火) 16:30配信

BuzzFeed Japan

「それぞれの立場で対策が必要」

もちろん、妊婦だけの問題ではない。妊婦の家族や職場の人も、ワクチンの接種歴を確認し、二回接種を受けておらず、風疹にかかったこともなければ、「速やかにワクチンの接種をしてください」と平原さん。

また、そもそも、ワクチン接種が不十分な人がいることが流行の要因になっている以上、「社会全体として、ワクチンの接種率を上げていかなければならない」とする。

今回の声明でも、流行の中心になっている、風疹への抵抗力が弱い30~50代の男性に、強く接種をすすめている。平原さんも「この機会に接種を」と呼びかける。

しかし、このような呼びかけだけでは「過去の流行と同じことを繰り返すことになる」(平原さん)。国にも公費補助などを求めた経緯があるが、実現していない。そこで平原さんが注目するのが、会社の健康管理者や責任者の役割だ。

「働き盛りの人に“会社を休んでワクチンをうって”と言っても、聞いてもらえないでしょう。職場に妊婦さんがいれば健康管理者や責任者はわかるはずなので、公休扱いにするなどして、社員にワクチン接種を徹底していただきたいです」

風疹ワクチンの接種に補助を出す企業もある。産婦人科医会では風疹予防に積極的な企業を表彰するなどの活動をしており、平原さんは「ぜひ、社会として赤ちゃんを守ることに、協力を」と訴える。

そして、現在は妊娠していない女性には「“あのときにワクチンをうっていれば”という後悔をしてほしくない」として、次のように述べる。

「なんとなく“大丈夫”とは思わず、ぜひ妊娠前に、ワクチンを接種してほしい。産婦人科医として、そう強く願っています」

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最終更新:2018/8/28(火) 16:30
BuzzFeed Japan

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