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【映像】どうなるペルシャじゅうたん 米国のイラン経済制裁再開で

8/29(水) 14:50配信

AP通信

テヘラン、イラン、8月29日(AP)― トランプ米政権が核合意離脱に伴い再発動したイラン制裁を巡って、イランが米国を相手に国際司法裁判所に提訴した訴訟の審理が、27日始まった。 
 6月に再開された対イラン経済制裁には、イランの貴重な外獲得手段である伝統的な手織りペルシャじゅうたんの対米輸出禁止が含まれている。イランにとって米国は最大のじゅうたん輸出先で、イランが輸出するペルシャじゅうたんの約9割が米国向けだ。
 2015年の核合意に伴う経済制裁解除で、イランのじゅうたん産業は息を吹き返したかにみえた。だが、インドやパキスタンなど周辺国からの輸出攻勢を前に、今回の制裁再開で「ペルシャじゅうたんの前途は真っ暗だ」と業界関係者は嘆く。
 オランダのハーグで27日に始まった審理で、イランは制裁の即時停止を求めた。制裁の再発動が、1955年にイランが米国と締結した友好経済関係領事権条約に違反し、イラン経済や企業に損害を与えていると主張。
 トランプ大統領は5月8日、オバマ政権が2015年に中露英仏独と共同でイランとの間で合意した「包括的共同作業計画」の取り決めから離脱すると表明した。その狙いは、原油取引を制限してイラン経済に打撃を与えることで、同大統領は「いかなる国も11月までにイランからの石油輸入を停止しない限り、米国による強力な制裁を受けるだろう」と警告している。

(日本語翻訳 アフロ)

最終更新:8/29(水) 14:50
AP通信