ここから本文です

女子体操パワハラ問題で出された塚原夫妻の反論、弁解声明文の矛盾点

2018/9/1(土) 5:00配信

THE PAGE

(4)「2020に申込みをしないと今後協会としてあなたには協力できなくなるわよ」発言についての弁解。

 塚原女子強化本部長は「2020東京五輪強化選手でないと利用できない支援、例えば、女性コーチではない速見コーチでは、指導が難しいゆかの振付等を同強化選手の指導にあたっている女性コーチに行わせるなどの支援を利用できない状態でした。そこで強化本部長であった私は、上記のような発言をした」と弁解した。だが、これは2020東京五輪強化選手のメリットを説明しただけで「協会として協力できない」となぜ言ったかの理由説明にはなっていない。またNTC利用に制限を加えたことへの説明はなかった。
 
 (5)高圧的態度の否定。

 宮川選手は、高圧的な態度に「恐怖を抱いた」と主張したが、その点については「そのように宮川選手に対して思わせてしまったのであれば、私の態度に問題があったかと考えており、大変申し訳なく思っております。ただ、今後、第三者委員会に提出予定である、私たちが保有している宮川選手との録音内容をお聴きいただければ、私が決して高圧的な態度ではないということはお分かりいただけると思っております」と、宮川選手との面談の録音があることを明らかにしたのだ。

 だが、この録音についても大きな矛盾が存在する。
 7月15日の面談に同席した塚原光男副会長は、(3)の項目にこういう弁解を掲載した。
「『速見コーチが除外されたら困るのは、あなた。今すぐ(コーチとの)関係を切りなさい』との発言をしたと、お話されておりましたが、正直に申し上げて発言内容について正確に覚えていないところもあります。言い訳に聞こえるかもしれませんが、大変申し訳ございません」

 録音があるのならば、なぜ正確に覚えていないのだろうか?
 テレビ朝日系の「報道ステーション」では、塚原夫妻が提供した録音データが公開されたが、問題とされるやりとりの部分ではなかった。おそらく合宿の途中辞退を伝えた7月16日の面談のものと見られる。高圧的な態度を否定する証拠であるはずの録音が、宮川選手が、そう感じた7月15日の面談のものでないのならば、何の証拠にもならない。

3/4ページ

最終更新:2018/10/1(月) 13:22
THE PAGE

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事