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【全米テニス】大坂なおみ、あるぞ初V!2戦連続自己最短50分勝利「新しい感覚」

9/3(月) 6:17配信

スポーツ報知

◆テニス 全米オープン第6日 ▽女子シングルス3回戦 大坂なおみ2―1アリャクサンドラ・サスノビッチ(1日、米ニューヨーク)

 【1日=大和田佳世】女子シングルス第20シードの大坂なおみ(20)=日清食品=が、全米初の4回戦に進んだ。世界ランク33位のアリャクサンドラ・サスノビッチ(24)=ベラルーシ=を、1ゲームも与えず圧倒。上位シードの敗退が相次ぎ、優勝のチャンスが見えてきた。男子シングルスでも第21シードの錦織圭(28)=日清食品=が第13シードのディエゴ・シュウォーツマン(26)=アルゼンチン=をストローク戦で振り切って勝利。男女シングルスの日本勢アベック16強は全米では初、4大大会では16年ウィンブルドン以来、3度目となった。

 1ゲームも落とさず、失ったポイントはたった17。大坂が完璧な勝利を挙げた。圧倒的リードにも「以前と違ってスコアは全く考えずに、勝つために必要なことだけを考えてプレーできた」とペースは落ちず、試合時間は2回戦と同じ4大大会自己最短の50分。今年のウィンブルドン16強、サスノビッチは手も足も出なかった。

 ピンチらしいピンチは最初だけだった。第1セット第1ゲーム、強打に押され、3連続でポイントを失った。「いいショットを打たれてどうしようもなかった。できるだけ長くラリーをしようと考えた」。無理せず我慢してつなぐ意識を高め4度のブレイクポイントをしのいでキープに成功した。冷静さが増し、普段は強打を狙って増える凡ミスも、この試合はわずか3本。「こんなにミスしないのは初めて。新しい感覚」と驚いた。

 全米の3回戦は涙とともに記憶されていた。16年は当時世界9位のM・キーズ(米国)に最終セット5―1から逆転され、試合中に泣いた。17年はK・カネピ(エストニア)を相手に自らのミスから崩れ、「もう嫌だ!」と叫び、ラケットを投げた。過去2年、涙を見せた会見場。今年は6―0をベーグルに例えるのにかけて「今日は朝食でベーグルを500個食べた」と冗談を飛ばし笑顔をみせた。

 4大大会では今年の全豪に続く16強。「誰でも優勝するために来ている。優勝は複数の試合に勝った結果。今は目前の試合に集中している」とあくまで冷静だ。上位8シードのうち既に5人が敗退する混戦模様。精神的な成長を遂げた20歳にも勝機は十分にある。

最終更新:9/4(火) 14:21
スポーツ報知