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真っ赤な看板が目印の「ラーメンショップ」こそ、昭和から続く不死身のロードサイドチェーンだ

9/3(月) 12:00配信

メシ通

赤地に白抜きで「うまい ラーメンショップ うまい」と記されたこの看板を見たことがあるだろうか?
埼玉や千葉、北関東三県などに行楽に訪れる途中、高速を降りた先の国道沿いやバイパスに突如現れるこの看板を目撃して「なんだあれは」「どっかで見かけた」と思われたことがある方も少なくないだろう。
1970年代から90年代にかけて、豚骨醤油ラーメンのフランチャイズチェーンである「ラーメンショップ」は、環七ラーメン戦争の時代と時を同じくするように爆発的に勢力を広げた。東京近県のロードサイド中心に展開している印象を覚えるが、実は23区内にも店舗は存在し、静岡や福島のほか東北・関西・九州と全国に店舗が存在する。
ラーメンショップの特徴は、環七ラーメン戦争の時代に流行した、東京の醤油ラーメンの豚骨ダシを強くした東京豚骨とも呼ばれるスタイル。甘辛いタレであえた白ネギと赤身のプリプリした食べごたえ抜群のチャーシューをウリにしている店舗が多い。
とはいえお店ごとに特徴が異なり、独自のセットメニューや丼モノを用意していたり、飲みに特化した店舗や、ラーメンの表面に浮かぶ油でさえ、背脂がたっぷり降りかかるお店もあれば、全く固形油の浮かないお店まで、千差万別だ。
これが本当にチェーン店か!? とビックリするほどの自由度で、仕入れの材料さえ異なるお店がある始末。
さらには、派生や傍系(ぼうけい)、はたまた亜流まで、似たような店名の系列がいくつも存在し、まさに郊外のロードサイドはラーメンショップカオスと化している。
こんな状況を温かくかは知らないが容認? 黙認? している本家本元の本部とはどのような企業なのだろう。気になって直撃してみたところ、なんと創業当時から取材は一切受けていないとのことで、丁重にお断りされてしまった。
ならば営業している店舗に事情を直接聞いてみる他ない! というわけで、数こそ少ないが、東京23区内にもラーメンショップが営業している店舗があるので、急行した。
やってきたのは、都内葛飾区にある「ラーメンショップ 堀切店」だ。
店舗の場所は、京成線の堀切菖蒲園駅とJR常磐線・東京メトロ千代田線の綾瀬駅とをつなぐ幹線道路、通称川の手通り沿い。背脂チャッチャ系で一世を風靡(ふうび)した弁慶ラーメンの本店がかつてあった通りといえばマニアは分かるだろうか。まさに昭和のラーメン激戦区のひとつといっていい。
そんな中を生き抜いてきたのがラーメンショップだ。さっそく店主にお話をうかがってみると、ラーメンショップの実状とユニークな性質が明らかになった!

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最終更新:9/3(月) 12:00
メシ通

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