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真っ赤な看板が目印の「ラーメンショップ」こそ、昭和から続く不死身のロードサイドチェーンだ

9/3(月) 12:00配信

メシ通

カウンター越しから見えた景気の変化

── ご主人がお店を継がれた90年代当時は、背脂豚骨醤油ラーメンが全盛でロードサイド(幹線道路沿い)という立地にニーズが集まってた時代と思いますが、この通りに人が多くにぎわっていた感じだったんですか?
清水さん:バブルの頃だったから、やっぱり職人さんも大勢いたんですよ。ウチは現場作業員とかドライバーなんかブルーカラー系のお客さんがメインターゲットですから。
── バブル崩壊後、お客さんの流れが変わった印象はありましたか?
清水さん:徐々に徐々にお客さんが減って、政権が代わった時が一番ダメージ大きかったですね(苦笑)。でも、再び代わってからはだんだん良くなって来てる印象です。
── 公共事業が活性化するとそういう方面のお客さんが増えてくるからですかね。
清水さん:そうなのかなぁ。あと、建築系の大工さんでもなんでも独立して自分の会社を立ち上げるような方も増えてきたんですよね。そういった人たちが、若手の社員5~6人連れてきて親方がおごる、みたいな。でもそれって、チョット前まではなかったんですよ。

堀切店の独自メニュー「激辛」

── そういえば、こちらの堀切店では、デカ盛りチャレンジメニューの「ジャンボラーメン」がウリになってますよね。
清水さん:あれは最初からやってるんですよ。あの頃はどこのラーメンショップでもやってたみたい。
── あと「地獄ラーメン」という激辛メニューもありますよね。
清水さん:それは多分ウチだけ。10年くらい前からかなぁ、お客さんに一番辛くして下さいって言われたんですよ。ぼくは辛いの苦手なんで(笑)、自分基準で出してたら「全然辛くないよ」って言われて。ウチの嫁さんが辛いの大好きだから味見してもらって基準にして。でもお客さんは「もっと辛く」っていうんだけど、唐辛子っていくら入れたって、ある程度いったら辛くないじゃないですか、ドロドロになるだけで。
── 材料代ばかりかかっちゃう(笑)。
清水さん:でも辛くないって言われるのも悔しいから、世界で一番辛い唐辛子と言われるジョロキアのパウダーを買ってきたり、自分で種から育てたりして。
── え、自分で栽培されてるんですか!? 研究熱心ですね。お話うかがっていると、こだわりないとおっしゃってましたけど、ところどころで職人肌がにじみ出ている気が……。
清水さん:そうかもしれないね。人様からお金いただくにはそれなりの仕事はしないといけないとは思ってますよ。激辛は100円増しでやってるんだけど、材料代が税込みで90何円とかだから。もうほとんどサービス。

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最終更新:9/3(月) 12:00
メシ通

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