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森保ジャパンに異変 なぜ?誰も座らないキングシート

9/4(火) 16:45配信

東スポWeb

 本格始動で森保ジャパンに異変が発覚した。日本代表は3日、国際親善試合チリ戦(7日、札幌)と同コスタリカ戦(11日、吹田)に向けた合宿を札幌市内でスタートさせた。2020年東京五輪指揮官を兼任する森保一監督(50)にとってA代表の始動となったが、移動バスでこれまで必ずチームの重鎮が陣取ってきた通称“キングシート”が空席に。一体どういうことなのだろうか。

 合宿初日は招集メンバー23人のうち19人が集まった。それぞれが試合後とあってランニングやパス回しなど軽めのメニューで約45分の練習で終えた。アクシデントもなく平穏な船出となった森保ジャパンだが、その裏で変化が起きていた。移動バスの通称“キングシート”が空いたままになっているのだ。

 キング・カズことかつてのエースFW三浦知良(51=J2横浜FC)が日本代表に参加し移動バスに乗る際、必ず最後尾の左端に座ったことから、こう呼ばれるようになった。カズが代表から遠のいてからは、MF中田英寿の定位置となり、チームを象徴する実力者だけが腰を下ろせる座席として定着。近年の日本代表では主にGK川島永嗣(35=ストラスブール)が陣取り、守護神の不在時はMF本田圭佑(32=メルボルンV)が好んで利用していた。

 大黒柱の2人が選出されなかった今回、ついに“キングシート”に座る選手は現れなかった。DF槙野智章(31=浦和)は、現状をこう解説した。「僕は(バスの)一番後ろの真ん中の席に座っていたけど、そこ(キングシート)は空席になっている。年齢的に僕か(MF)青山(敏弘=32、広島)選手か(GK)東口(順昭=32、G大阪)選手が座るとは思うけど、選手自身はそんなに意識していない」

 あえて空席にしたわけではないというが、槙野をはじめ、代表の常連選手も着席しなかったという。日本が世界と戦えるようになった1990年代以降“キングシート”に鎮座してきたのがどんな選手だったか、イレブンは十分に理解している。空いているからといって気軽に座れる場所ではなく、もはや“聖域”になっているのだ。

 その上で槙野は「若い選手がドカッと座れるような雰囲気をつくっていきたい」としながらも「それに(座ろうとする)勢いある選手が出てきたら面白いじゃないですか」と期待を寄せた。堂々と“王様席”に座れる選手こそが次世代の日本代表を支える自信があるということ。そんな選手の台頭を待ち望んでいる。

 今回のメンバーでは、2020年東京五輪のエース候補MF堂安律(20=フローニンゲン)が最有力だが、その資格を持つ将来性豊かな若手は少なくない。森保ジャパンの空席を埋めるのは若手なのか。それとも欧州で活躍する実力者なのか。キングシートを巡る“攻防”が森保ジャパンの今後を左右することになるはずだ。

最終更新:9/4(火) 16:48
東スポWeb

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