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広島V3ならMVPは誰?

9/4(火) 16:45配信

東スポWeb

【赤坂英一 赤ペン!!】広島が球団初の3連覇を達成したらMVPは誰になるのか。先日、東出打撃コーチに水を向けると「丸でしょう!」という答えが返ってきた。そのココロは「出塁率が5割近いんですから」。

「丸の出塁率の高さには、彼の打率以上の価値がある。後ろを打つ(鈴木)誠也や松山がバットを思い切って振れるのも、彼らの前で丸が相手バッテリーにそれだけプレッシャーをかけているからこそ。四球の数もリーグトップで、チャンスメークしている点でも群を抜いている」

 と、東出コーチが強調する丸の出塁率は常時リーグトップ。3日現在4割8分5厘である。

 ちなみに、プロ野球の歴代最高は落合博満がロッテ時代の1986年に記録した4割8分7厘。セ・リーグ記録が同じ年の阪神・バースが持つ4割8分0厘5毛で、丸が更新する可能性は高い。となれば、落合、バースら3冠王たちを超えることになるのだ。

 ただし、MVPは記者投票で決まるから、今後の印象に左右される恐れもないではない。その意味で、丸をどこまで追い上げるか、見ものなのが4番・鈴木。3割3分7厘でリーグ2位の打率を押し上げ、首位打者にでもなれば、かなりの票が鈴木に流れそうだ。

 もっとも、鈴木は今季は序盤、昨季は終盤と、2年続けて足の故障で戦線離脱。東出コーチもこの点を指摘し「誠也には個人タイトルよりケガしないことを求めたいね」と手厳しい。

 今季はそんな鈴木の不在期間を成長著しい野間が埋め、打率3割台で外野の準レギュラーに成長。「去年の今頃と比べるとチームで一番伸びた選手です」と東出コーチの評価も高い。

 野間は新人だった2015年以降、早出練習に連日参加。東出コーチが打撃投手として投げる球を打ち続けてきた。

 その東出コーチによると「野間の打ち方は僕の現役時代に相通ずるものがある」。どちらも少年期に右打ちから左打ちに変えたので、スイングやポイントに共通する点が多いのだそうだ。今季の野間の急成長は、そんな指導者による助言も大きい。控えにもMVPがあったら野間で決まりか。

 と思っていたら、投手で大瀬良が15勝、防御率2・21でリーグ2冠に急浮上。3連覇は秒読み段階に入ったが、MVP争いのほうはまだまだ予断を許さない。 

最終更新:9/4(火) 16:59
東スポWeb

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