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JR東、新幹線内の“武器”拡充へ 防犯対策で盾・さすまた・つえなど配備

9/4(火) 17:37配信

ITmedia ビジネスオンライン

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は9月4日、新幹線の防犯体制を強化するため、12月末までに「盾」「警戒杖(けいかいじょう)」「刺又(さすまた)」などの防犯・護身用具を新たに配備すると発表した。車両への搭載、駅への配備、乗務員による携行などを進め、不審者に対応できる体制づくりを急ぐ。

【新幹線内に搭載する医療器具】

 車両内には中型・小型の防護盾のほか、防刃ベストと防刃手袋、強化ガラス繊維製で、不審者と距離を取るために使用する警戒杖を配備する。JR東が管轄する全新幹線の両運転台と、車掌室の計3カ所に搭載する予定。

 駅には防刃ベストと催涙スプレーのほか、さすまたを配備する。さすまたはU字型の金具に柄を付けた防犯対策用品で、金具の部分で不審者を壁や床に押し付け、取り押さえるなどの用途がある。JR東の管轄下にある、新幹線が停車する全駅に配備したのち、有人改札のある主要駅に拡大する予定。

 乗務員には、不審者に向けて照射・噴射するフラッシュライトや催涙スプレーなど、行動を抑制する護身用具を提供する。

医療器具の配備、座席の改良、通話体制の構築も実施

 有事に備え、医療器具を搭載する車両も12月末までに増やす。具体的には、聴診器、血圧計、アルコールシートなどの医師支援器具の格納エリアを1編成当たり1カ所から3カ所に増やす。また、人工呼吸用マウスシートなどの応急救護品を、1編成当たり3カ所に新たに配備する。

 不審者の出現時に座席を取り外して盾にするなどの対策を取りやすいよう、座面が取り外しにくい約120編成の車端部を19年3月末までに脱着可能なものに改良する計画もあるという。

 さらに、情報共有体制の強化に向け、乗務員・パーサー・司令員が業務用スマートフォンなどで同時に通話できるシステムを10月から導入するとしている。

ITmedia ビジネスオンライン

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