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「え、まさか私が羽布名人に勝ったの!?」 「CLASSY.」着回し企画に“女性初のプロ棋士”が登場し将棋クラスタ騒然

9/4(火) 20:05配信

ねとらぼ

 「CLASSY.」2018年10月号が、将棋クラスタの間でじわじわと話題になっている。特集「毎日着ても飽きない カーデ6枚で9月の着回しDiary」という女性誌ではおなじみの“着回し企画”の主人公が、まさかの「女流初のプロ棋士」だったのだ。

【画像】「女性初のプロ棋士」のタイトル戦コーデ

 着回し企画とは、数枚の服をあらゆるパターンで組み合わせることで、さまざまな着こなしを参考にできる女性誌の人気企画だ。単にいろいろなコーディネートを見せるだけではない。「広告代理店の営業として働くミホ」「アプリ会社の広報ユキ」などオリジナルキャラクターを仕立てて、彼女が恋に仕事に奮闘する中で、TPOに合わせたおしゃれを楽しむ姿をストーリー調で語るのはもはや定番だ。

 筆者は将棋ファン歴4年で、女性ファッション誌をふんわりと読んでいるアラサー読者だ。中村真梨花女流三段が「表参道駅で見かけた広告、驚きました 女性誌で将棋をテーマに取り上げて頂けるのは、嬉しいですね」とツイートしたとき、「へえ~、着回し企画で将棋が登場するんだ!」と興味を引かれた。

 どんなストーリーなんだろう。最近、将棋も女性の趣味として注目されつつあるもんな~。「最近将棋を趣味に始めたらハマっちゃった! マンネリ気味の彼氏には愛想つかされ気味。教室で教わってる〇〇四段とイイ感じになっちゃって、恋の予感……!?」みたいな感じかな? そんな風に想像を膨らませていた筆者は、見事にその期待を裏切られることになった(良い意味で)。

女流初のプロ棋士まどかの着回し企画

 「今回の主人公は…女流初のプロ棋士となり、タイトルを次々と獲得している30歳のまどか」――マジかよ! プロだった!!

 ちなみに「将棋のプロ棋士」と「女流棋士」はまったく別物で、なるためのルートや棋戦も異なるので、男性棋士と同じ棋戦で戦う彼女は「女流初」ではなく「女性初のプロ棋士」の間違いだろうな……と思われるが細かいことは置いておこう。

 現在、実際の将棋界にはタイトルが8つあり、9月4日現在、8人の棋士がそれぞれのタイトルを持ち合う群雄割拠の時代だ。その中で30歳未満は3人で、いずれもタイトル獲得は1期のみ。30歳でタイトルを「次々と獲得」できるのはかなりの実力者……というか超絶天才といっていいだろう。

 そんな彼女は、仕事(将棋)だけではなく恋にも一生懸命。「商社に勤める彼氏とは付き合って1年になるが、自分の仕事をなかなか理解してもらえないのが悩み」という設定だ。才能にクラッとくる将棋ファンなら誰でも「いやいやいや理解しろよ! 相手は希代の天才棋士だよ? 間違いなく将棋史に名を残す人だよ?」と彼氏に詰め寄りたくなるところだがこれもガマンしよう。

 季節の変わり目、温度調節もしやすくおしゃれにも使いやすいカーディガンを活用するまどかの日常はタイトルの防衛戦から始まる。通常、タイトル戦は和装で臨むことが多いが、まどかはビビッドなピンクのカーディガンに白いTシャツで見事タイトル防衛をキメる。

 その後もコータ君(理解の無い彼氏)とデートしたり、対局相手のリサーチをしに図書館へ行ったり、棋士まどかの生活はカーディガンとともに続く。確かに、対局前に相手のことを調べる棋士は多いもんね~。……いや待てよ、図書館で何を調べるんだ……? 相手が最近指した棋譜を確認して、どんな戦法を使うか調べるとしても、自宅のPCに入れてる特別なソフトを使うことが多い気がするけども……。

 まどかは将棋教室でも教えている。対局だけでなくイベントやメディアへの出演に忙しいタイトルホルダーが、将棋教室を持つことは非常にまれなので、まどかは普及にも超絶熱心な棋士だと推測できる。解説の仕事も積極的に受けているようだ。えらい。

 一方で自己研さんも欠かさず、研究会にも参加している。ちなみに研究会というのは(さまざまな形式があるものの)棋士や奨励会員が実際に将棋を指す練習会のような形式が一般的なのだが、CLASSY.読者は知っているのだろうか。さらに戦術の復習も欠かさないまどか(手に持っているのが『5手詰めハンドブック』なのはツッコミどころ)。

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最終更新:9/4(火) 20:05
ねとらぼ