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震災遺構 旧門脇小校舎基本設計案を変更、観察棟を校舎北側に 石巻市が住民説明会

9/4(火) 17:10配信

石巻かほく メディア猫の目

 東日本大震災の遺構として保存する石巻市の旧門脇小校舎の震災遺構基本設計案を示す住民説明会が1日、市役所で開かれた。市は、鉄筋コンクリート3階の校舎隣に新築する観察棟を東側から北側に変更することや展示の一部変更について説明した。
 
 9月中に基本設計を策定し、年度内に実施設計を仕上げ、2019年度中の完成を目指す。総事業費は、約8億5000万円。

 当初、観察棟は校舎東側に建て、解体した校舎の断面から内部を見られるように検討していたが、構造計算をしたところ耐震補強が必要になり、開口部が制限された。より近くで詳しく見学できるようにするため、校舎北側に設置し、1度に約40人が窓越しに教室内を見られるようにした。
 
 これにより、1階校長室のほか、2階と3階の全焼した床、壁、天井など津波火災の恐ろしさを確認できる。解体した校舎の両端には、耐力壁を設置する。

 ワークショップでさまざまな要望があった校舎裏の特別教室棟2階に設ける「あの日の星空」は、「考える空間」に変更。展示で学んだことを通して自分と向き合う場所にする。

 1回当たりの団体の見学者数は、80人と想定した。

 
 住民説明会には、約20人が出席。

 公募型プロポーザルで調査・基本設計業務などを請け負った共同企業体の担当者は、特別教室棟と東西両端を解体して中央部分を左右対称に残す鉄筋コンクリート3階の校舎のほか、避難体験ができるメモリアル倉庫がある体育館の用途について説明した。

 「トイレの数は間に合うのか」などの質問のほか、「校舎の西側も見せられるようにしてほしい」といった要望もあった。

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