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豪雨被災地やナシ農家が備え…台風21号・4日午後9時頃に山形に最接近へ

9/4(火) 20:05配信

さくらんぼテレビ

強い台風21号は4日夜、山形県に最も接近する見込みとなっている。風や雨がさらに強まると見られ、気象台は警戒を呼びかけている。

台風21号は、午後5時時点で福井市の西約30キロにあると推定され、1時間に65キロの速さで北北東に進んでいる。県内には午後9時頃に最接近する見込み。勢力は弱まったが、速度が速いため、これから庄内を中心に急速に雨や風が強まる見込み。

最大瞬間風速は5日にかけて、海上で45メートル、陸上で30メートルが予想されている。庄内にはすでに暴風警報と波浪の警報が発表されている。また4日夜遅くに、1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあり、5日夕方までの24時間に降る雨の量は多い所で150ミリと予想されている。

ナシの産地、酒田市刈屋地区では最盛期を迎えた「幸水」の落下を防ごうと急ピッチで収穫が行われた。

(ナシ農家・小松賢さん)
「1年間一生懸命作ってきて、最後の一番いい所で被害に遭ったら大変。台風だけはどうしても来てほしくない」

一方、8月に2度の豪雨被害に見舞われた戸沢村蔵岡地区。住民などが台風の進路を気にかけながら終わらない泥の撤去作業を行っていた。

(蔵岡地区の住民)
「どれぐらい降るか心配している。どういうふうに水が上がってくるのか」
「また来たら諦めるしかない。またもう一回やり直し」

交通機関は影響が広がっている。山形空港発着の便は計10便が欠航した。庄内空港でも2便が欠航し、5日の始発の東京便も欠航が決まっている。鉄道は、JR羽越線の鶴岡~村上(新潟県)間で午後9時から運転を見合わせる。

一方、学校も児童と生徒の安全を考慮し、鶴岡市の豊浦小学校や鶴岡工業高校、山辺高校など合わせて6校で、短縮授業の措置を取った。

山形地方気象台は、風や雨が強まる前に風で飛ばされそうなものを片づけるなど、早めの準備や対策を呼び掛けている。