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北海道百年記念塔解体へ 道が方針 今後の維持費30億円弱と試算

9/4(火) 17:48配信

北海道新聞

高さ100メートル 1970年に完成

 道は4日、北海道100年にちなみ高さ100メートルで建立された道立野幌森林公園(札幌市厚別区)内にある北海道百年記念塔を解体する方針を固めた。跡地には新たなモニュメントを置く考え。記念塔は老朽化でさびた金属片が落下するなど安全面に問題があり、今後の維持費が30億円弱と試算されていた。

北海道百年記念塔 残すか、壊すか 道財政の重荷に

 道は年内に、公園内にある記念塔と北海道開拓の村、北海道博物館の再生構想をまとめる方針。近く公表する構想の素案で記念塔について「安全確保や将来世代の負担軽減の観点から、解体もやむを得ない」「維持コストにも配慮したモニュメントを配置」と明記する。

 記念塔は1968年、北海道100年記念事業として、道などでつくる建設期成会が着工。70年に完成した。鉄骨造りで、高さ23メートルの展望台から石狩平野を一望でき、総工費5億円のうち、半分は道民などの寄付で賄われた。

14年から内部と周辺への立ち入りを禁止

 外壁は鋼材で覆われているが、複雑な構造のため腐食が進み、近年は一部が落下。専門家から危険性を指摘する声が上がり、2014年から展望台の内部と周辺への立ち入りを禁止している。

 道の試算によると、塔の解体費は4億1千万円。内部への立ち入りを可能にする復元工事なら28億6千万円、立ち入り禁止で外観を維持するケースで26億5千万円の工費が必要。(小林史明)

北海道新聞社

最終更新:9/4(火) 17:55
北海道新聞