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液体金属をプログラムする技術を日本人研究者が開発。映画『ターミネーター2』のT-1000が実現に一歩近づく

9/4(火) 14:09配信

ギズモード・ジャパン

仕組みが気になる。

1991年の映画『ターミネーター2』に登場して強烈なインパクトを残し、今でも液体金属の代名詞として使われ続けていると言っても過言ではないターミネーター「T-1000」。

【記事の画像】液体金属をプログラムする技術を日本人研究者が開発。映画『ターミネーター2』のT-1000が実現に一歩近づく

そんなT-1000をどうしても思い出してしまう液体金属をプログラムする技術が開発されたと、海外のガジェット系メディアUbergizmoが報じています。

その方法はイギリスのサセックス大学とスウォンジー大学の研究者たちが2017年に発表したもので、液体金属に電流を流すことで文字やハート型に形を変え、さらには形を変える回路としても使えるようにするのだとか。凄い発見なのに、発表から1年以上たった今になって話題になりだしたのが驚き……!

その実演映像がこちら。

使われている液体金属は水酸化ガリウム。電極の電流が流れる向き(アノード/カソード)をプログラムで切り替え、液体金属の表面張力を変えることにより液体金属を流れやすくしつつ、電極に引き寄せて移動させているんだとか。

より詳しい説明はこちらの動画で。ちなみに発表を行なっているのはこのプログラム可能な液体金属の論文の著者でサセックス大学の日本人研究者、トクダ・ユタカさん。発表の冒頭で、T-1000を例に説明しているあたり、やっぱり『ターミネーター2』はすごい映画だったんだな……!

Interesting Engineeringに掲載された、この研究が行なわれているサセックス大学のInteract Labの所長であるシュリラーム・スブラマニアン教授のコメントによれば、液体金属のコントールが可能になることによって、今あるディスプレイやロボットといったものの機能性を向上させることを狙っているのだとか。

というわけで、まだ平面での操作なのでT-1000の誕生まではまだまだ遠そうですが、かなり気になるテクノロジーなのは確か。身体に電極を埋め込んで操作することで液体金属を服のように使えたりすると面白いかも……?(電極を埋め込むのが『覚悟のススメ』の零式鉄球並に辛そうだけど)

Source: Interesting Engineering via Ubergizmo, YouTube(1, 2)

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