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「どうせやっても無駄」…?仕事や勉強の「無気力」を克服するには

9/4(火) 17:45配信

All About

◆学習性無力感とは……過去の失敗による無気力状態

何かをきっかけに気力を失ってしまうことは、少なからずあるものです。たとえば定年退職を機に生活に張り合いがなくなり無気力状態が続いたり、大切な人やものを失ってしまったことが原因で無気力状態に陥ってしまったりすることもあるでしょう。

しかし、やってみたい気持ちよりも「やっても無駄」といった諦めの気持ちの方が常に強くなっている場合や、これまでチャレンジしてきたことに対し、再チャレンジする意欲が全くわかなくなってしまっていて、それが長期的に続く場合、心理学用語でいうところの「学習性無力感」に陥っている可能性もあります。

学習性無力感とは、過去に何らかの困難な状況に置かれて、それに全く対処することができなかった体験から、「無気力になること」で心理的に折り合いをつけてしまった状態を指します。病名ではなく心理学用語で、英語では「earned helplessness」と言います。「学習性無気力」「学習性絶望感」「獲得された無力感」などと訳されることもあります。

今回は、深刻な無気力の原因になりやすく、うつ病などの心の病気につながるリスクもある、この学習性無力感とその克服法について、詳しく解説します。

◆日常生活から充実感が失われる無気力状態

毎日気力があることは、充実した生活、ひいては充実した人生を送る上でとても大切な要素です。一方で、一時的に無気力になってしまうことは誰にでも経験があるでしょう。一種のスランプ状態もそうですが、ストレスによる一時的な症状としての無気力も多く、ほとんどの場合は少し休んだり、何かリフレッシュしたりすることで元の状態に戻ります。

しかし、無気力が長期間続いてしまう場合はやはり注意が必要です。学習性無力感に陥ると、日常生活レベルでも新しいことにチャレンジしにくくなり、より深刻な無気力に陥ってしまう可能性もあります。また、無気力な状態は傍からはネガティブな態度に見られやすいものです。無気力状態が続くと、自尊心の低下や気持ちの落ち込みといったさらなる問題が起こることも少なくありません。

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最終更新:9/4(火) 17:45
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