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カラス、盗んだせっけん30個を畑に隠す 発見者「一体、どこから?」

9/4(火) 5:00配信

沖縄タイムス

 【名護】「ガラサー(カラス)が運んだせっけんがいっぱいあるけど、どこから持ってきたのか」。1年ほど前から市大西の宮城孝子さん(82)宅隣にある畑地の草の中に固形せっけんが隠されている現象が続いている。宮城さんはハシブトガラスがせっけんを隠す様子を2回ほど確認したが、どこから持ってきたのかは謎に包まれている。

【写真】発見者とカラスが隠したせっけん30個

 宮城さんが草から取り出したせっけんは約30個。5月に隠されたという新しいものは縦約5センチ、横約10センチ。重さは約80グラムある。

 宮城さんは自宅隣の知人の畑で時々、草取りや果物の木を植えていた。異変に気付いたのは1年前。カラスがせっけんを草に隠した後、ブロック塀に移動しオオイタビの葉で口を拭く様子を確認した。

 自宅向かいに小学校があるが、学校関係者によると2年前から学校の手洗い場には固形ではなくプッシュ式のせっけんが置かれているという。

 宮城さんは「小学校で子どもが手を洗うせっけんをカラスが持って来たと思っていた。カラスは朝に名護城方面からやって来て、夕方に戻っていく」と説明する。

 近くの鉄工所に勤める次男の紀也さん(56)は「ヌスドゥ(盗人)たちが集めたせっけんの中から2~3個だけ鉄工所に持ち込んだら、直ちにヌスドゥたちに回収された」と笑う。長男嫁の美智子さん(43)は2カ月前、カラスに菓子を盗まれたことがあるといい、「そのまま木の高い所に隠していた。棒で突いて落としましたよ」と話す。

 名護民話の会代表で国頭村安波出身の宮城さんは「小学生の頃、川で洗濯に使う固形せっけんをカラスに盗まれたことを思い出す。カラスはせっけんを集める習性があるのかな」と不思議がる。

 “証拠品”のせっけんを前に「いずれにしてもヌスドゥガラサーはこのせっけんをどこから持って来たのか。集団窃盗団で前科30犯ですね」と話した。 (玉城学通信員)

最終更新:9/4(火) 17:35
沖縄タイムス

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