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台風21号、5日は関空など100便超欠航 4日は7.5万人以上影響

9/5(水) 0:19配信

Aviation Wire

 強い台風21号の影響で、9月4日は日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)の大手2社だけで、西日本を中心とした国内線と国際線合わせて659便が欠航し、6万4000人以上に影響が出た。5日も滑走路が冠水し連絡橋が損傷を受け、運用を再開できない関西空港の発着便など、両社の国内線と国際線合わせて90便の欠航が決まり、1万3000人以上に影響が及ぶ見通し。

 気象庁によると、台風21号は4日午後11時時点で、秋田市の西北西約130キロを時速80キロで北北東へ進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から南東側110キロ以内と北西側60キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

 JALでは、4日は国内線308便と国際線17便の計325便が欠航。約3万4300人に影響が出た。

 5日は、羽田を午前6時30分に出発予定だった伊丹行きJL101便など国内線27便と、関空を午前9時10分発予定だった台北(桃園)行きJL813便など国際線9便の、計36便の欠航が決定。約5870人に影響が出る見通し。

 ANAでは、4日は国内線318便と国際線16便の計334便が欠航。約3万300人に影響が出た。

 5日は、羽田を午前7時10分発予定だった関西行きNH93便など国内線40便と、関空を午前10時55分発予定だった香港行きNH873便など国際線14便の、計54便の欠航が決定。約7700人に影響が出る見通し。

 関空を拠点とするピーチ・アビエーション(APJ/MM)では、4日は国内線31便と国際線20便の計51便が欠航。7725人に影響が出た。5日の欠航便は追って発表するという。同社によると、関空の本社や使用する第2ターミナル、格納庫に駐機中のエアバスA320型機3機に被害はないものの、電話回線が一部つながりにくい状況だという。乗客や社員にけが人はでていない。

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)では、4日は国内線と国際線合わせて27便が欠航。3786人に影響が出た。5日は、関空を発着する国内線13便と国際線2便の計15便の欠航が決定し、2677人に影響が出る見通し。

 このほかの航空会社でも、欠航や遅延の発生が予想され、各社では最新情報をウェブサイトなどで確認するよう、呼びかけている。

 関空を運営する関西エアポート(KAP)によると、4日夜は約3000人の利用者が孤立。第1ターミナルに約2500人、第2ターミナルに約150人などで、KAPが備蓄していた非常食やブランケットを配った。ピーチによると、空港島内にあるコンビニエンスストアは、4日夜の時点で食料品などがほぼなくなっていたという。

 また、関空へ向かう連絡橋にタンカーが衝突したため、橋を渡るJRや南海電鉄、道路については、再開時期が未定となっている。第1ターミナルやA滑走路周辺が冠水した影響で、航空機の運航に必要な地上支援車両も多くが冠水したとみられ、滑走路から水が引いた後も、通常通り運航するには時間が掛かるとみられる。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9/5(水) 7:45
Aviation Wire