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神栖、樹脂製造工場 タンク爆発2人死傷 溶接中、薬品引火か

9/6(木) 17:44配信

茨城新聞クロスアイ

6日午後1時50分ごろ、神栖市東深芝の樹脂製造工場「DIC EP鹿島工場」(本社千葉県袖ケ浦市、谷川栄司社長)敷地内で薬品を保管する屋外タンクが爆発し、作業中だった千葉県銚子市の男性(68)が死亡し、神栖市、同、男性(48)が左大腿骨骨折の疑いで重傷を負った。神栖署で原因を調べている。

同署などによると、タンクは高さ約5・4メートル、直径約5・6メートル。パラジクロロベンゼンという可燃性の薬品約110トンを保管していた。2人は同社が社内設備の補修などを委託している新興プランテック鹿島事業所(神栖市柳川)の社員。タンク上部の配管の溶接作業を行っていた。

2人が作業中、タンク上部が爆発し、衝撃で千葉県銚子市の男性が地上に落下したとみられ、神栖市の男性が上部にとどまっているところを救助された。上部に穴が空いたが、爆発による火災や薬品漏れはない。現場の状況から、溶接の火花が薬品に引火した可能性もあるという。

同社の谷川社長は記者会見で「爆発事故で社会、近隣を騒がせた。被災された方とご家族に心よりおわびします」と謝罪した。

現場は多くの工場が立地する鹿島臨海工業地帯の一角。薬品は自動車に使うプラスチック部品の原料として使われている。

茨城新聞社