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化学兵器・ノビチョクを使用したロシア軍人2人に逮捕状、、、元二重スパイ父娘暗殺未遂事件と英国人カップル死傷事件で

9/6(木) 0:22配信

FNN PRIME

「二人はGRUに所属の軍人」

イギリス南西部のソールズベリーで、今年3月、元二重スパイのロシア人父娘が自宅玄関ドアに塗り付けられていた化学兵器の神経剤・ノビチョクで重篤に陥った暗殺未遂事件と、その近くで、6月にイギリス人カップルが同じノビチョクに触れ死傷した事件を覚えている読者も多いかと思う。

(画像)防犯カメラがとらえた二人の容疑者

この二つの事件でイギリス捜査当局が5日、二人の容疑者に逮捕状が発行されたと発表した。

二人はアレクサンドル・ペトロフとルスラン・ボシロフという名義でロシア政府発行のパスポートを所持していた、いずれも40歳前後の男。捜査を主導しているスコットランド・ヤードは二人の写真を公開し、市民に情報提供を求めている。

ただし、スコットランド・ヤードは二人の名前は偽名の可能性が高いと見ており、捜査当局の発表後、議会で演説したイギリスのメイ首相は、、二人の容疑者はロシア軍の情報組織GRUに所属している軍人であるとの見方を明らかにした。

GRUといえば3月の暗殺未遂事件の被害者セルゲイ・スクリパリ氏もかつて所属していた。スクリパリ氏はイギリスの二重スパイであることが露見しロシアで投獄されていたのだが、その後のスパイ交換で解放されイギリスで暮らしていたところを今年3月に襲撃されたのである。

容疑者のイギリス入国後の足どり

捜査当局の発表に拠れば、容疑者二人がイギリスに入国したのは3月2日の午後、モスクワ発のアエロ・フロート機でロンドン南部のガトウィック空港に到着した。その後、列車と地下鉄を乗り継いで、東ロンドンのホテルにチェック・インし、翌3日に、やはり地下鉄と列車を乗り継いでソールズベリーを往復した。イギリス当局は、この日、二人は、ターゲットのスクリパリ氏宅を下見したと踏んでいる。

そして、暗殺未遂事件当日の4日、二人はホテルを出て、地下鉄でロンドン南部のターミナル・ウォータールー駅に午前8時過ぎに到着、そこから列車でソールズベリーに向かった。

防犯カメラの映像の解析結果では、二人はスクリパリ氏宅近くでカメラに写っており、この日、スクリパリ氏宅の玄関ドアのノブにノビチョクを塗り付けたと見られている。

その後、二人はウォータールー駅経由で、ロンドン西部のヒースロー空港に夕方6時半頃に到着。その日の夜10時半発のアエロ・フロート機でモスクワに戻ったという。

ご存知の方も多いと思うが、実はイギリスは防犯カメラ大国である。空港やターミナル駅はもとよりロンドン市内もカメラだらけ。ファンならば、ジェイソン・ボーンの映画を思い出していただければお分かりいただけるだろう。防犯カメラの映像解析に基づく当局の追跡は場合によっては時間が掛かるかもしれないが、執拗で、それから完全に逃げ切るのは難しい。

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最終更新:9/6(木) 9:50
FNN PRIME