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大停電なんのその 常連の声に応え飲食店が奮闘営業 北海道・幕別町

9/6(木) 18:56配信

十勝毎日新聞 電子版

 6日未明に発生した北海道胆振東部地震に伴う大規模停電で、十勝地方でも多くの飲食店が臨時休業を余儀なくされた。そんな中、幕別町内の2店が常連客の要望に応えて日中営業し、出来たての味を振る舞った。

 「里味弁当」の大貫智美店主(61)は、なじみの客から「ご飯が炊けない」と聞くと、通常の営業を2時間近く早めて午前9時にオープン。「コンロや炊飯器、フライヤーもガスなので料理はできる」とのり弁当や鶏甘酢丼などを調理。普段の2倍の売り上げがあった。大貫店主は「困っている人がいたのでとにかく作ろうと思った」と話していた。

 「お食事処うな八」の八十嶋邦貴店主(42)は業者からのカツ丼の大量注文などに応えた。友人から借りた自家発電機で冷蔵庫などを動かし、「停電で換気扇が使えないから」と入口横の屋外に特設スペースを作って調理した。八十嶋店主は「何とかできることはしたいが、停電が長引けばお手上げ」と早期復旧を願っていた。(松村智裕)