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【特集】支流氾濫「どの河川にも危険性はある」

9/7(金) 15:29配信

MBSニュース

台風21号が近畿地方を直撃し大きな被害が出るなど、自然災害が続々と起こっています。中でも7月の西日本豪雨では、河川の「支流」の氾濫により多くの人が犠牲になりました。災害現場が語る被害拡大の原因。取材すると、関西でも十分起こりうるある共通点が見えてきました。

「川から水が逆流して上流からの水とで渦を巻きだして…」

西日本豪雨から2週間ほどが経った7月24日。取材班は町の約3割が浸水した岡山県真備町を訪れた。

「堤防を水が越えよったけんな。川から水が逆流して上流からの水とで渦を巻きだして、渦を巻きだしたもんだから、こっち側が決壊した」(住民男性)

7月7日の午前0時すぎ、最初に氾濫したのはこの小さな支流・末政川だった。

「家が1軒、2軒、3軒ぐらいあったけど、跡形もなく流された。(堤防が)崩れてここをザーっと川になって流れた。60年ほどここに住んでるけど生まれて初めて。小田川が最悪の原因じゃな。あれが水が流れてないから」(住民男性)

氾濫に至った仕組みはこうだ。町の東部を流れる本流・高梁川には小田川という支流があり、小田川にはさらに小さな支流が流れ込んでいる。大雨が降れば支流から大量の雨水が本流に流れ込むため、高梁川本体の水位が急激に上昇する。すると、支流の小田川は本流に流れ込むことができなくなり、今度は支流の水位が上がる。その結果、小田川だけではなく小田川の支流でも水位上昇し堤防が決壊。その後、小田川の堤防も決壊した。

浸水被害はどこまで?歩いてたどると…

では、浸水の被害はどこまで広がっていたのか?取材班はその痕跡をたどった。

Q.ここで2メートルぐらい?
「ここまでは全部水が来てると思う」(住民男性)

末政川の決壊現場から700メートルほど東に住む男性。大量の水は2階のすぐ下まで迫っていたが、水はすぐに押し寄せてきたわけではないという。

「朝起きたらまだ水は来てなかった、午前8時ごろね。午前8時半ごろから、だんだん南からずーっと上がってきた」(住民男性)

決壊現場の周辺は川からあふれた水で一気に浸水したが、男性の家に水が迫って来たのは決壊から8時間以上も後だった。

取材班は町のさらに北へ…。浸水被害の境界線を探した。

「支流・末政川の決壊部分から高台に約2キロ来ました。住民の方によりますと、この辺りまで水が来て電柱も浸かったということです。ただし、水が来たのは決壊から数時間も経った後でした」(記者リポート)

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最終更新:9/7(金) 15:29
MBSニュース

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