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ものづくりのIoT探る 諏訪でサミット

9/8(土) 6:13配信

長野日報

 IoT(モノのインターネット)の普及を進め、諏訪地方のものづくりとの融合を目指そうと、「スワコンバレー IoTサミット2018」が7日、諏訪市のホテル紅やで開かれた。岡谷市の企業などでつくる実行委員会が主催し、諏訪地方をはじめ県内外の製造業の関係者ら約220人が参加。講演やパネルディスカッションを通して、IoTやAI(人工知能)の活用や可能性を考えた。

 慶応大学メディアデザイン研究科教授の稲蔭正彦さんが「第4次産業革命が開く近未来~AIとイノベーションデザイン」を演題に基調講演。「孤立していたモノがつながることによって共有される時代になる」とし、街灯がIoTでつながった場合に気象情報などをセンサーで収集して地球環境の保全に役立てたり、車同士や周囲のモノがつながれば交通事故の防止や渋滞緩和に生かしたりできると解説した。その上で「将来の人が担うのはイマジネーション(空想力、想像力)とクリエーティビティー(創造力)。テクノロジーを恐れるのではなく、いかにパートナーシップを組むかが大事」と強調し、「クリエーティブな人材を育て、クリエーティブな組織をつくっていきましょう」と呼び掛けた。

 パネルディスカッションでは稲蔭さんやIoT関連の企業の担当者ら5人が意見を交わした。東芝デジタルソリューションズの天野隆さんは「人が中心であるべきと思っている。機械や設備がいくら頭が良くなっても解決できない部分を持っているのが人。ある部分はAIに任せ、他のところは人がやる設計が大事」と指摘。実行委員長でテクロック(岡谷市)社長の原田健太郎さんは「IoT、AIの活用で新たなビジネスチャンスを増やすことがものづくりのIoT」と話した。

 サミットは昨年に続いて2回目。実行委は今後も継続していきたい考えだ。

最終更新:9/8(土) 6:13
長野日報