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オウム事件風化させず 魚津で弁護士ら 坂本都子さん慰霊

9/9(日) 5:00配信

北日本新聞

 1989年にオウム真理教の幹部らに一家が殺害された坂本堤弁護士=当時(33)=の同僚弁護士らが8日、妻の都子(さとこ)さん=同(29)=の遺体が見つかった魚津市の現場近くにある慰霊碑を訪れ、冥福を祈った。教団による犯罪で死刑判決が確定していた13人に刑が執行されたことを報告し、今後も事件を風化させないことを改めて誓った。

 「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」の影山秀人事務局長(60)ら神奈川県、東京都の弁護士計17人と、同会富山県連絡担当の青島明生弁護士(63)が片貝山ノ守キャンプ場にある慰霊碑を訪問した。

 坂本さんが所属した横浜法律事務所の若手弁護士が献花し、全員で黙とう。夫妻がたしなんだ日本酒も供えた。

 影山事務局長は「自分と違う意見を暴力で抹殺するような社会であってはならないと、これからも伝えていく」と語った。坂本さんの事務所の先輩だった小島周一弁護士(62)は「刑の執行は区切りに違いないが、事件が起こった背景を問い続けていかなければならない」と話した。

 この日は坂本さんの遺体が見つかった新潟県上越市も訪ねた。9日は長男の龍彦ちゃん=同(1)=の遺体が発見された長野県大町市を訪れる。

 都子さんの遺体は95年9月6日、魚津市の僧ケ岳山中で見つかった。

北日本新聞社

最終更新:9/9(日) 5:00
北日本新聞

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