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日常の価値化に熱視線! 南阿蘇鉄道の駅再開発プラン決定

9/10(月) 19:31配信

RKK熊本放送

RKK熊本放送

地震の影響で部分運行が続く南阿蘇鉄道。その再生に首都圏の業者が手を挙げました。『最大限の魅力』だと業者が価値を見出したのは、地元の『日常の風景』でした。

「世界には西向きの浜辺に面した夕陽の美しい駅がいくつかあります。高森駅もそれに負けない駅になります」(提案業者)
9日、高森町で行われたのは、南阿蘇鉄道「高森駅」と駅周辺の再開発に向けたプランを選ぶ審査会です。39の提案が寄せられ1次審査を通過した5つの案を公開で審査します。残っているのはいずれも首都圏の建築事務所5者です。公開審査には、県内外の建築関係者100人以上が訪れ、町のケーブルテレビでは、審査会の様子を生放送。南阿蘇鉄道の復興に向けた関心の高さが伺えます。

地元だけでなく熊本市からも審査の行方を見守る人が。
「南阿蘇鉄道が復活するのは、阿蘇だけではなく熊本にとっても凄く大事なことだと思いますし、阿蘇全体の復興につながると思って楽しみに来ました」(観覧した人)

それぞれが掲げる南阿蘇地域復興への道。構想の核となる「観光」面で挙がったのは…。
「私たちは駅の人々の風景と同時にこの線路の向こう側の田園風景が凄く素晴らしいと思いました。それと列車ですね。そういったものを複層的に重ねていくことが町の顔になると考えました。」(提案業者)
「全長17キロに渡って学校を作ろうということです」(提案業者)
周辺に広がる田園風景や自然の美しさなど、町の人たちにとっては、当たり前の風景が復興への鍵になるという提案が多くありました。

なかには都市部の事業者のプレゼン技術を勉強するために訪れた人もいました。
「お話の仕方もそうですし、プレゼンの流れとかどういったポイントが一番伝えたいのかとかも勉強になります」(観覧した人)

公開審査にかかったのは約4時間。
その結果、『夕日の美しい駅』として駅そのものを風景に取り込み観光客にアピールすることを提案した東京の建築事務所のプランが選ばれました。
「世界の都市150くらい行っていますが西向きの(駅)広場があるのは数えるくらい、日本でもまたとないチャンスの敷地と思いますので綺麗に作りたい」(建築家:太田浩史氏)

今回決まった計画は、南阿蘇鉄道が全線開通するとされる2023年に合わせて実現する予定です。

RKK熊本放送

最終更新:9/10(月) 19:37
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