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曹渓宗「ベトナム民間人虐殺、韓国政府は謝罪せよ」

9/10(月) 17:26配信

ハンギョレ新聞

ベトナム仏教「ウォンオ寺」と韓国の曹渓宗、ベトナム戦争犠牲者追悼祭開く

 宗教界がかつての韓国軍のベトナム民間人虐殺に対する韓国政府の謝罪と賠償の要求に乗り出した。

 9日午後、ソウル鍾路区の曹溪寺「韓国仏教歴史文化記念館」には「韓国政府は公式謝罪し、真相調査および国家賠償を進行せよ」という横断幕がかけられた。この日午後3時30分から開かれた「ベトナム戦争犠牲者追悼祭」を知らせる横断幕だった。ベトナムの仏教「ウォンオ寺」と大韓仏教曹渓宗の社会労働委員会の主催で開かれたこの追悼祭は、両国の僧侶を含めて200人あまりのベトナム人留学生や労働者などが出席し、韓国軍によって犠牲となった人々の魂を悼んだ。ベトナム戦争当時、韓国軍は非武装の民間人約9000人を虐殺したものと推定される。これに対し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が遺憾の意を伝えたが、韓国政府レベルの公式謝罪はなかった。

 追悼祭に出席した韓国の僧侶たちは、ベトナム犠牲者の極楽往生を祈願し、韓国政府の徹底した真相調査と賠償を要求した。曹渓宗社会労働委員長のヘチャン僧侶は追悼の辞で、「韓国はベトナム戦で米国の次に多くの兵力を投入した」とし、「今年は(韓国軍によって民間人135人が死亡した)『ハミ村』の良民虐殺事件50周年だ。ベトナム戦争で犠牲となった英霊と子孫たちに懺悔と謝罪の言葉を捧げる」と語った。曹渓宗社会部長のチンガク僧侶は「韓国政府は、犠牲者の死に対する徹底した真相調査とともに犠牲者遺族などを相手に丁寧な謝罪と賠償をしなければならない」と力強く語った。ベトナム仏教協会儀式部副会長のティック・プオッ・チ僧侶も「韓国の人々が犯した過ちを反省して良民の苦しみを減らすために様々な活動をしていると聞いている」とし、「仏の弟子としてつらい過去を克服し、平和で明るい未来へと共に努力したい」と話した。

 曹渓宗・社会労働委の関係者は「反省と懺悔、故人たちの極楽往生を願う気持ちを込めて追悼祭を行った」とし、「来年にはベトナム現地で民間人犠牲者のための慰霊祭を奉行する計画」だと明らかにした。

シン・ミンジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9/10(月) 17:26
ハンギョレ新聞